モンスター・ラボ 社長ブログ -8ページ目

モンスター・ラボ 社長ブログ

音楽配信サービス、インターネット有線放送、Webサービス・アプリ開発等を行っています。アジアを中心とした海外へも積極展開します。

今日、アルバイトの学生からとても面白いサービスのアイデアが出ました。創造性があってひとつの大きな可能性を感じるアイデアです。彼は自分もアーティストとして音楽をやっていることもあってか、アルバイトをしながら音楽配信のあり方、アーティストとしてどう進んでいったらいいのかといったことを日々考えながら仕事もしているのだと思います。もともと社員の中でも色んな考えがあったメンバーが集まっていますが、やはり1年も毎日ディスカッションを重ねていくと考えが近くなったり、いつのまにか主張していたことが逆転していたりといったことが起きます。そんな中、新しい意見を出してくれる人がいるのは本当に嬉しいことです。

僕の友人にも今のサイトの問題点を挙げてくれたり新しいアイデアを出してくれる人がいますが、本当に感謝しています。自分の良く知った人が力を込めてやっていることに対してアドバイスや批判をするというのは非常にエネルギーと勇気のいることで、だからこそ、そういう意見を出してくれる人には感謝しますし愛を感じます。

今日は色々と仲良くしているとある上場会社の方々とミーティングをした後、一緒に新年会をしてきました。

先方の会社の経営陣の方や社員、そしてパートナーとして活動していらっしゃる個人の方まで色んな役割の方と話しをしましたが、monstar.fmの事業に対しても仕事という感覚を超えて色々とアドバイスや協力していただくような話しをしていただき、とても嬉しく思いました。

こちらの会社はIT系の事業会社で優秀なエンジニアの方がたくさんいらっしゃるんですが、モンスター・ラボは技術者の能力は高くてもやっぱり人数がいないので、たまに外の方と話しをすると技術者の面々もモチベーションや新規技術へのヒントなどが得られてよい刺激になると思っています。

僕個人としても、こちらの経営者の方とお話しすることで、色々と参考になることや刺激を受けることができました。とても熱くそして自由な環境、発想を大切にする方で、こういう方の下で働くと社員の離職率は低そうだなと思いました。

会社という枠を超えて、双方にとって、または社会にとって価値のあることを考え、実践していきたいと思っています。

音楽配信関連で仕事をされているある方とお話したところ、日本でこれまでCDとして製作された楽曲はトータルで280万曲ぐらいあるそうです。そのうち、最も楽曲数の多い配信サイトで配信されている楽曲は40万曲ぐらい(全体の15%ぐらい)とのことです。つまり、最大の楽曲数を誇るサイトでも、この曲が欲しいと思ってくる人に対しては15%ぐらいの人しか満足させることができない(85%の人はがっかりしてしまう)というのが現状のようです。
※ 自分で調べたので数値の保証はできませんがひとつの目安として見てもらえればと思います

この不満足の原因は「欲しいもの(曲)が置いていない」ということにあるわけですが、その解決策は、カタログ数を増やして何でも置いてあるようにするというのは当然ひとつの解としてあるわけですが、もう1つの方法として、そのサイトで新しい曲を探し欲しいものを見つけてもらうという方法があります。これは洋服を買いにいくのに似ているかもしれません。あるブランドのこの服が欲しいと思って買い物に行く人ももちろんいると思いますが、「あそこへ行けば自分の好きなものが見つかる」というショップに対しての安心感やブランドがあるから買いに行くというお店もあると思います。洋服のようにあまりにも商品が多様で店にも置けるスペースが限られているような商品については特にその傾向は強いかもしれませんね。

前者は音楽カタログでありニーズに対して応えるというのが提供する価値になりますが、後者は自分でも知らなかったけれど好きな楽曲を見つけるという、ニーズ/ウォンツを掘り起こすということから提供価値になってくるわけです。monstar.fmの目指すのはもちろん後者です。

相手の立場に立って考えるというのは、重要なのになかなかできないことであります。

今日は、社内でトレーニングを兼ねてアーティスト・レーベル担当の営業と私でレーベル向けプレゼンのロールプレイをやってみました。私がレーベルを担当して話しを聞き、途中で色々と質問するという形式でやってみたのですが、これが非常に面白く多くの発見がありました。

当初は営業担当のトレーニングとしてやってみたのですが、逆に僕の方も気づくことが非常に多く、こういう立場なら確かにこう思うよなぁとか、このポイントが重要なんだとか、前に話をしたことのある業界の方の言われていた意味がわかったりといったことがありました。

アイスホッケーなどの練習ででも、たまにフォワードとディフェンスを入れ替えて練習試合をしてみたりしたものですが、やられて嫌なことが分かったりして非常に収穫が多かったのを思い出しました。

monstar.fm はアーティストとリスナーを結ぶ場です。アーティストやレーベルが望むこととリスナーが望むことは少なくとも短期的には完全には一致しません。内部でサービスの仕様について議論していても、どちら視点になるかによって議論が白熱したりすることは多々あります。しかし、そんな時いつも考えるのは、長期的にはその両者の望むことは一致するはずで、そのポイントがどこかを考えることが重要であるということです。例えば、リスナーにとって良いからといって無料でコピーできるファイルが広がってしまえば、アーティストは良い作品を作ろうと思わなくなるかもしれませんが、適正な価格で安く購入できればリスナーは無料ファイルを探すよりも楽に好きな楽曲を探すことができ、アーティストも潤うという循環が生まれます。それをうまく実現したのがiTunesですね。我々は日本の音楽ファンとアーティストにに新しい好循環を提供していきたいと思っています。

気づいたら無意識に歌を口ずさんでいたり、頭の中で曲が鳴っていたりということは誰でもよくあることだと思うのですが、時々、その曲があまりにもその時の気分や状況と合っていて驚くことがありませんか?monstar.fmの仕事をするようになったから意識しているのかもしれませんが、最近そんなことが結構あります。それも、最近聞いてフレーズが残っている曲とかいうわけでもないし歌詞をそのタイミングで意識しているわけでもなく、昔よく聞いていて最近ずっと聞いていなかった曲がいきなり現れ、少し頭を回ってふと冷静になると、今の心境や風景にあった曲だったことに気づくというものです。

これは、自分の脳が自分に合った音楽を探し出してリコメンドしてくれているような感じです。「自分の自分による自分のためのリコメンデーション」とでも名付けましょうか。本当に人間の脳はすごいデータベースと複雑なエンジンを持っていると感動を覚えます。まあ、思い出そうとしても思い出せないことも一方ではよくありますけどね(笑)

僕はスポーツをやっていた時にメンタルトレーニングの中でビジュアライゼーション(視覚化)といったことを学び実践していました。人は頭の中でイメージしたことに対して体が反応してそこに近づこうとするので、自分がそのスポーツで最高のプレーをしている姿を思い浮かべることで、技の向上を図るというものです。逆に、野球の監督が「三振だけはするなよ!」と言えば三振という残像が頭に残り、三振する確率が高まるそうです。

最近起こっている事件もそうですが、ある場所で起こったことが異なる場所で連鎖反応的に起こるのも、直接的に影響受けているというよりは脳に印象が残っているから起こるもののような気がします。いいニュースばかりを流せばもっと世の中いい方向に向かうのかもしれません。

話しを戻すと、この「自分の自分による自分のためのリコメンデーション」はその応用編で、目の前にある光景や状況がビジュアルとして頭の中に入ったときに、それに反応してそのシチュエーション・感情に合った音楽を探し出してくれるというものです。

ただし、逆に言えば自分の脳ができるのは自分がこれまで一度でも体験したことのあることの再現なんですよね。そこでいきなり新しい音楽が流れてくる人がいたら、それは本当に天才だと思いますが、さすがになかなかいないでしょうね。そうなると、新しい情報や体験したことは無いが、出会えばきっと気に入るようなものを自分に届けてくれるもの、つまりリコメンデーションというのは、自分の分身がやってくれるような状態に近づいていくのだと思います。文章で書くと少し気持ち悪いかもしれませんが、夜中に自分の分身がインターネット上で自分に合ったものを探しておいてくれて、朝起きるとそれが届けられているような状態でしょうか。名付けて、「自分の自分の分身による自分のためのリコメンデーション」ってとこです。

自分の音楽を無料でもいいから知ってもらいたいと思っているアーティストも大勢いますが、逆に音楽を求めている人や会社もたくさんあります。

音楽そのものを売っている人(CDショップやmonstar.fmのようなオンラインショップ)はもちろんですが、音楽以外の商売をしている人達の中にも音楽を求めている人達はたくさんいます。例えば、広告代理店、ゲーム会社、DVD等のコンテンツ製作会社、カフェや美容室など、挙げればキリがないぐらいで、実際にそういった企業から仕事の相談を受けることも多くあります。

あるゲーム会社の方が、「音楽はメインディッシュではない。ただし、花を添えてくれる存在である」と仰っていましたが、一部の人を除けばまさにその通りだと思います。普段は音楽を聞く習慣がない、または一定期間聞いていない人達にとっては音楽が無くても生活そのものは困らないでしょう。ただし、音楽があることで得られる心地よさ、世界観などを知ってしまえば、逆に音楽がないと物足りないということになります。

ということで、今年はmonstar.fmをアーティストとリスナーを結ぶ場として成長させていくのはもちろんですがmonstar.fmという場所に限らず、色んな形でアーティストや音楽に出会える場のプロデュースをしていきたいと思っていますので是非楽しみにしておいてください!

アーティスト応募 も随時受け付けていますよ~。

今日は会社の新年会で、下北沢の沖縄料理のお店に行きました。直前に社内で今後の目標、計画等について確認し、新年会ではそれまでの真剣な話が嘘のようにはじけて飲んでました。

皆楽しく振舞っていましたが、そんな中でも、それぞれの静かな決意を感じることができ、僕自身も、改めてこのチームで業界を変えるようなインパクトを残したいと強く思いました。

うちのメンバーは、大きな方向性や事業に対する価値観は非常に近いものを持っていますが、より細かな部分の話に入っていくと実は全く違う考えを持っていたりすることに気づきます。そして、そこで生まれるギャップが議論を呼び、議論によって化学反応が起こるかのように新しいアイデアが生まれたりしています。そんな摩擦を恐れない自由な環境はモンスター・ラボの1つの特長だと思っています。そこにはスポーツのようなすがすがしさ、勝負にこだわる姿勢と、アートのようなクリエイティビティがあります。

新年会の中でも、「モンスター・ウェイとは?」といった話題が出ましたが、個性を尊重しつつチームとして1つになる (One for All, All for One)というのはベタですが、実態をよく表した表現だと思ってます。

新しい音楽を、CDショップやライブハウスに通って見つけるぐらい音楽にエネルギーをかけれる人はやっぱり少ない。

音楽はもっと身近なところにあって欲しい。朝起きて聴く、カフェで聴く、外で流れてくる。ここにいけば気持ちのいい音楽が流れている的な場所がもっとあればいいなぁと思います。

ということで、monstar.fm では、アーティストの曲をカフェや店舗で積極的に流していきます。

カフェだけでなく、移動体販売などでも流していきますよ。

今日のワールドビジネスサテライトで、「ウェブ進化論」の著者の梅田望夫さんが出てました。ロングテールという言葉も解説されてましたね。

まず思ったのが、テレビがようやくインターネットというメディアについて取り上げるようになった、ということです。最近別の番組でも、あるサイトのインターネットでの使い方をガイドしていたりして、変わってきたなぁ~という印象を持ちました。

これまでテレビは、インターネットを脅威のものとして捉え大きく取り上げることはなかった、むしろマイナス面が強調されるようなことを取り上げることが多かったが、新しいインターネットサービスやウェブの将来について取り上げ出したというのは大きな変化に見えます。

考えてみれば、既存メディアの裏で仕事している人だって殆どの人はウェブから情報を得てるわけだし、ライブドアやUSENの効果もあって、テレビも真面目にインターネットとうまくやっていく方向で考え始めた、ということではないかと思います。つまり、脅威に捉えるのではなく、補完する関係として。

ちなみに、WBSのアナウンサーの人には全く通じてなかったようで、それはそれで面白かった。素人目線も大事とは言え、特集するならポイント突いた質問とかできるように事前打合せとか勉強とかちょっとぐらいしとけばいいのに。

テレビで表現するのは本当に難しい。時間が限られているだけでなく、見ている人のターゲットを選べないから。
色々考えた上での結論であっても、言葉が独り歩きしてしまって表面的に見えてしまうし、梅田さんの話を聞いていてむしろそのもどっかしさを感じました。

昨日からブログスタートさせたわけですが、とりあえず、monstar.fmのサービスも立ち上がってないということで、monstar.fmの構想についてちょっとづつ解説していくとこから始めようかと思ってます。 昨日も書いたように、monstar.fmは「新しい音楽との出会い」をリスナーに提供することを最大のミッションとしています。逆にアーティスト立場からすると、「潜在リスナーに広く作品を届けること」をサポートするということになりますね。 どうやってそれを実現するの?という話はおいおいするとして、何でそういうことをやろうと思ったのか?について今回は話をしたいと思います。 最初に今のサービスの原形をイメージしたのは、かれこれ2年前になりますね。もともと身近に音楽やってる人が多かったこともあり、「かっこいい音楽をどうやったら世間に広めることができるか」っていうのは自然と自分のテーマとしてあったわけです。 しかし、自分が好きなアーティストはなかなか売れない。逆にメジャーで売れているアーティストにはどこか魅力を感じれない。それって僕だけだろうか?と思っていると、多少は偏ってるかもしれないけど、僕と同じような人はすごく多く、考えてみると20代前半から後半にかけて、殆どの人が音楽(邦楽)からドロップアウトしてることがわかった。 理由はとても簡単で、メジャー音楽は国内の中高生をメインターゲットとしていて、そこのシェアを取れるかどうかで殆ど全ての勝負が決まる。だから他の年齢層の人たちは段々合わなくなる。まあざっくり言えば、そういうわけです。もっとも今の10代の人達はもっと多様性に富んでると思うけど。 そんな頃、日本でもiTunes Music Storeが始まろうとし、音楽がCDという媒体から新たな提供手段を持つようになり、それまで音楽が抱えていた物理的制約が一気に排除できる可能性を感じました。 これまでは、1つのアーティストを売り出すのに膨大なプロモーション費用を想定しないといけなかったのが、インターネットだと、殆どの費用は不要になります。その結果、これまでは採算ベースで赤字だったアーティストの楽曲をもっと気楽に、もっと広くリリースできるのではないかと思ったわけです。もちろん、単にインターネットにすれば良いというわけではないけれど、「やり方次第」で道が開けると。 このような仕組みと、個人的な思いをあるときドンピシャで言ってくれたのが、「ロングテール」という言葉でした。最初にこの概念を知った時は、これが俺の考えていたコンセプトだ!って思ったのを記憶しています。  それから2年、ついに暖めた構想を表に出す時がきたようです。