朗読千本ノック!

ばっちこおおおいっ!

 

 

時々

「ばっちこいって何ですか?」と聞かれるのですが・・・

 

え?これってマイナー? 最近は言わないのかな?

 

「バッター来い!」って、野球で守備の人たちが言うんですよー。

死語ですかね?

 

これ、ノックの練習時に言うか?というとちょいと謎なのですが、

 

ま、勘弁してください。

 

 

 

 

 

さて、

 

ちょいと有名どころで「手袋を買いに」を読んでみました。

 

これ、4月の朗読会で読む予定で

 

※しまった!季節感を完全無視してしまった・・・・と後悔しているのだが

 

4月の朗読会に向けて、練習を兼ねて録音してみました。

 

 

 

 

しかしです。

 

どーも、解せなくて。

 

自分がとても怖くて足がすくむようなところに、子供を一人でいかせますか?

 

 

キツネって、病原菌持ってますよね?エキノコックス?でしたっけ?
ニワトリとかの家畜を襲いますよね?

尻尾は、襟巻になりますよね?

 

これだけ揃えば、むやみに人間の住むところに近づいたキツネは捕まりますよ。

なんなら、殺されて尻尾は襟巻になりますよ。

 

 

 

そんなところにです! 子供を一人で行かせる親います?

 

「はじめてのおつかい」だって、カメラマンを含む大人が廻りにうじゃうじゃいるじゃないですか。


もしも、子供が人間に襲われてケガをしたり、帰ってこなかったらどうするんだ?




・・・なんでや?

 

信じられへん。

 

 

 

このキツネのお母さん、本当に おかあさんなのか?

 

 

 

 

それでも、獅子が我が子を千尋の谷へ落とすがごとく、あえて人間の街へお使いにやろうとするなら、、、、

 

念には念を入れていかせるだろ?

 

手だけじゃなくて、もう、全身 人間の子供に替えるとか!

 

せめて、両手を人間の手にしてくれ!

 

 

 

 

そして!!!

 

 

 

手袋だけじゃなく、靴下も買ってやれ!!!!





あれ?

 

 

 

帽子屋さんは、手袋を2組 くれたの?

 

手と足、合わせて4本に

 

 

 



その帽子屋さんだって、本物のお金を持ってきたから、『商売』しただけで

 

いい人だから売ってくれたんじゃなく、商売人だから売ってくれたんでしょ。

 

 

 

 

 

やっぱり、新美南吉は母親に対して、どこか 真っすぐじゃない気がする。

 

途中の子守唄を歌ってくれるようなお母さんを理想としながら

 

中途半端な愛情(片方だけを人間の手に変える)を受けていると感じている南吉さんが滲み出てくるのかなぁ・・・・ と思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものなら、その人間を騙さうとした私は、とんだ悪いことをしたことになるのね。」とつぶやいて神さまのゐられる星の空をすんだ眼で見あげました。

新美南吉「手袋を買いに」初稿

 

 

初稿は、↑だったそうな。

 

 

 

初稿のままだったら、私のモヤモヤはもっと深くなりそうだ。

 

 

 

人間は、、、、いいものでは 決してない

 

 

と、私は思います。

 

 

※穢れているわたし。

 

 

 

 

 

ということで。

 

 

なんか納得できん。

 

 

と思いながらの朗読です。

 

 

では、お聴きください。

 

 

手袋を買いに

 

 

 

 

CANVAさんに、手袋を買いに行く子ぎつね的なリクエストをしたら

 

どうしても、何枚作っても、手袋をつけたキツネは描いてくれません。

 

なぜか、ダウンジャケットを着てるんですが、、、、ま、いっか。