無心 記念切手が貼られた封筒が届いた。 仕上げるコツは【 無心 】で色を塗ることだと、絶妙なタイミングで的を得た言葉と共に。 葉書サイズと言えども、これは没頭する。 が、しかし。 すごく気に入ってしまったからこその障害が発生した。 自分色で埋めたい。 綺麗に仕上げたい。 これを使おう、あれを使おう、ここにも、そこにも・・・。 そんなことが頭の中に浮かんで、到底【 無心 】とは言えない欲が沸いてしまった。 美術部員だった友よ、無心って、難しいよっ