大切な人、大切なものは、なくして初めてその大きさに気が付くことも多い。
この2枚は、以前一緒に暮らしていた大切な家族です。
黒猫の名前は 【マオウ】
小さな頃から、「マォ~ゥ、マォ~ゥ」と鳴くので、命名。
この写真は、発泡スチロールの箱に入って、爪とぎに熱中した後、
その成果(?)を身体中に付けて、見せに来てくれた時の1枚です。
アメリカン・コッカ・スパニエルの名前は 【リリー】
もともといた白黒の男の子のお嫁さんとして来た女の子です。
ですが、彼には目もくれず、ワタシの父のことが好きで、好きで、好きで。
父が帰宅すると、玄関に猛ダッシュ、短いお尻尾を振るどころか、ブンブン回す回す。
お尻尾を振るというよりも、お尻がまわってました。
この写真は、愛しの父に対して「どこ行っちゃうの???」の一枚です。
なんとも、「女の子」な表情。
亡くなった後、残された者の想いがあまりにも強いと、
この世に繋がれて成仏できないと聞いたことがあります。
そして、どんなに大切でも、
動物は決して人と同じあの世に行くことが出来ないと聞いたこともあります。
でもね、
ワタシはいつまでたっても、この子達を含め、
ワタシよりも先にいってしまった子達を忘れることなんて出来ないし、
折にふれて、何かの時に思い出します。
今いる愛猫達に、
「昔いた、○○も美人だったんだよ~」等と話します。
勝手な気休めで、いけないことなのかもしれないけれど、
ワタシは、この子達が守ってくれていると信じてます。
そして、いつか、ワタシの番が来た時には、
やっとまた会えるんだと思っています。
人は人だけの極楽に行くんじゃ、空しいじゃないですか。
虫も犬も猫も同じようにいて、だからこそ「極楽」なんじゃないかなって思います。