Pen(ペン) 2016年 1/1・15 合併号 [ひとり、京都。]/著者不明

¥700
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こんにちは。
前回のブログと始まりの一文が同じになってしまいますが、
最近コンビニで男性向け雑誌の「pen」を購入しました。
pen1/1号の特集テーマが「ひとり、京都。」。
一人での京都旅の楽しみ方が紹介されています。
私好みの内容でしたので、つい買っちゃいました。笑
そして今回はpen1/1号で6ページにわたって特集されている、
禅(ぜん)について独り言します。。。(^^;)

▲京都国立博物館 一昨年の南山城展
penで禅宗が特集されているのは、4/12~5/22に京都国立博物館で開催される特別展
「臨済禅師1150年 白隠禅師250年遠諱記念 禅ー心をかたちにー」の告知のため。
penでは「日本人の美意識に影響を与えた、禅宗とは?」の見出しで始まる禅宗特集。
禅(ゼン)という響きには何だか惹かれるものがあります。神秘的というか。
歴史の授業で初めて聞いた時から、何やら奥の深かそうなものと思っていた。
最近ではiphoneを世に生み出したスティーブ・ジョブズも禅の影響を受けていて、
iphoneのシンプルで美しいフォルムや機能に禅の思想が反映されているとか。
禅=Zenとは何なのか?何となく雰囲気はわかるけど、よくわからない。
私の頭に浮かぶ、僧侶たちが坐禅を組んで修行している光景と
日本の美意識がどう結びつくのかがわからない。。。
そんなことを一人で考えながら巡る、私の京都旅。笑
京都国立博物館のHPはこちら

▲曹洞宗 興聖寺
まずは禅宗とは何か?
辞書的に言うと、仏教の中の宗派の一つで坐禅を修行の中心に行う教えのこと。
坐禅をして自分の心を見つめ、どう生きるべきかを自分で見つける教え。
神様や仏様という存在に救われることを望まずに、自分で自分を救う。
多分、神様とか天国とか、今となっては空想みたいな存在に頼らないからこそ、
科学の発達した現代でも禅は注目されることがあるのだと思う。

▲曹洞宗 興聖寺
学校の授業を思い出すと、
鎌倉時代に栄西という僧侶が中国で禅宗を学び、帰国後に臨済宗いう禅宗を、
道元という僧侶も中国で禅宗を学び、帰国後に曹洞宗という禅宗を日本に広めました。
学校の授業で禅宗という単語を習ってから10年以上は過ぎてしまいましたが、汗
京都観光が私の趣味となり、多くのお寺を巡る内にお寺にも種類があることを知りました。
禅宗のお寺は境内に足を踏み入れれば、すぐに禅寺だなとわかる。

▲臨済宗相国寺 室町時代のお寺ですが。。。
「シンプル」「色が少ない」「つまらない」「中国っぽいな?」と感じたら禅寺。笑
禅寺から受ける印象は、人によるとは思いますが。笑
前回のブログで書いた、極楽世界を表現したお寺と違い色が少ない。

▲臨済宗東福寺
その雰囲気の違いは、
同じ仏教でも考え方の違いによって建物や雰囲気に表れるみたいだ。
禅の求める姿は質素な暮らしをしながら坐禅に取り組み、
自分の心を鍛えることで仏の道に近づくこと。
前回のブログで書いた極楽世界を表現したお寺は、
死後の世界に希望を持てるように憧れの気持ちや派手さや豪華さを感じます。
一方で禅寺は禅の考えを表現するかのように、シンプル、無味無臭です。笑

▲天台宗毘沙門堂 平安時代の密教寺 禅寺には無い極彩色が使われる。
禅が登場する前の日本の仏教界は、貴族やお金持ちのために
呪力や不思議な力を得て、貴族の支持と自分の出世を狙うものだった。
禅宗を広めた栄西や道元は、本来仏教はそんな欲望を叶えるためにあるのではなく、
世の中の多くの人の心を救うためにあるはずだと、仏教のあるべき姿を捉えていた。

▲臨済宗大徳寺
当時は貴族の時代から武士の時代へと移り変わりの時。
戦いに身を置く武士にとって、神様仏様のような非現実的な存在に頼ることなく、
自分の心を鍛える禅の教えが心の支えになりました。
鎌倉幕府は臨済宗を手厚く保護し、各地に禅寺が建てられるようになった。
鎌倉時代以前の仏教の支援者は金持ち貴族でしたが、支援者が武士や庶民になったことで、
お寺の見た目も質素というか、現実的な生活を感じる雰囲気になったと思う。
仏像もマツコ・デラックスのような、ふっくらとした神秘的な雰囲気から、
金剛力士像のように筋肉をリアルに表現する写実的な作品が増えました。

▲臨済宗東福寺
また鎌倉時代の禅寺は中国から輸入したばかりで、
中国の先進文化を発信する機能を担っていたため日本的というよりも、
中国的な雰囲気が漂う。
そして時代を経るにつれて、日本的な雰囲気が漂うようになっていく。

▲臨済宗銀閣寺 室町時代に東山文化を代表する銀閣 中国さが無くなってきた。
。。。と、
ダラダラと中身もない独り言となってしまいました。
禅と日本の美意識がどう関係しているのか、自分で納得しようと思ったのですが、
上手くまとまらず長くなってしまったので今回はここまで。笑
4/12~5/22 京都国立博物館で開催される特別展、
「臨済禅師1150年 白隠禅師250年遠諱記念 禅ー心をかたちにー」に行くまでに、
禅のことを自分で調べてみようと思います。
つづく


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こんにちは。
前回のブログと始まりの一文が同じになってしまいますが、
最近コンビニで男性向け雑誌の「pen」を購入しました。
pen1/1号の特集テーマが「ひとり、京都。」。
一人での京都旅の楽しみ方が紹介されています。
私好みの内容でしたので、つい買っちゃいました。笑
そして今回はpen1/1号で6ページにわたって特集されている、
禅(ぜん)について独り言します。。。(^^;)

▲京都国立博物館 一昨年の南山城展
penで禅宗が特集されているのは、4/12~5/22に京都国立博物館で開催される特別展
「臨済禅師1150年 白隠禅師250年遠諱記念 禅ー心をかたちにー」の告知のため。
penでは「日本人の美意識に影響を与えた、禅宗とは?」の見出しで始まる禅宗特集。
禅(ゼン)という響きには何だか惹かれるものがあります。神秘的というか。
歴史の授業で初めて聞いた時から、何やら奥の深かそうなものと思っていた。
最近ではiphoneを世に生み出したスティーブ・ジョブズも禅の影響を受けていて、
iphoneのシンプルで美しいフォルムや機能に禅の思想が反映されているとか。
禅=Zenとは何なのか?何となく雰囲気はわかるけど、よくわからない。
私の頭に浮かぶ、僧侶たちが坐禅を組んで修行している光景と
日本の美意識がどう結びつくのかがわからない。。。
そんなことを一人で考えながら巡る、私の京都旅。笑
京都国立博物館のHPはこちら

▲曹洞宗 興聖寺
まずは禅宗とは何か?
辞書的に言うと、仏教の中の宗派の一つで坐禅を修行の中心に行う教えのこと。
坐禅をして自分の心を見つめ、どう生きるべきかを自分で見つける教え。
神様や仏様という存在に救われることを望まずに、自分で自分を救う。
多分、神様とか天国とか、今となっては空想みたいな存在に頼らないからこそ、
科学の発達した現代でも禅は注目されることがあるのだと思う。

▲曹洞宗 興聖寺
学校の授業を思い出すと、
鎌倉時代に栄西という僧侶が中国で禅宗を学び、帰国後に臨済宗いう禅宗を、
道元という僧侶も中国で禅宗を学び、帰国後に曹洞宗という禅宗を日本に広めました。
学校の授業で禅宗という単語を習ってから10年以上は過ぎてしまいましたが、汗
京都観光が私の趣味となり、多くのお寺を巡る内にお寺にも種類があることを知りました。
禅宗のお寺は境内に足を踏み入れれば、すぐに禅寺だなとわかる。

▲臨済宗相国寺 室町時代のお寺ですが。。。
「シンプル」「色が少ない」「つまらない」「中国っぽいな?」と感じたら禅寺。笑
禅寺から受ける印象は、人によるとは思いますが。笑
前回のブログで書いた、極楽世界を表現したお寺と違い色が少ない。

▲臨済宗東福寺
その雰囲気の違いは、
同じ仏教でも考え方の違いによって建物や雰囲気に表れるみたいだ。
禅の求める姿は質素な暮らしをしながら坐禅に取り組み、
自分の心を鍛えることで仏の道に近づくこと。
前回のブログで書いた極楽世界を表現したお寺は、
死後の世界に希望を持てるように憧れの気持ちや派手さや豪華さを感じます。
一方で禅寺は禅の考えを表現するかのように、シンプル、無味無臭です。笑

▲天台宗毘沙門堂 平安時代の密教寺 禅寺には無い極彩色が使われる。
禅が登場する前の日本の仏教界は、貴族やお金持ちのために
呪力や不思議な力を得て、貴族の支持と自分の出世を狙うものだった。
禅宗を広めた栄西や道元は、本来仏教はそんな欲望を叶えるためにあるのではなく、
世の中の多くの人の心を救うためにあるはずだと、仏教のあるべき姿を捉えていた。

▲臨済宗大徳寺
当時は貴族の時代から武士の時代へと移り変わりの時。
戦いに身を置く武士にとって、神様仏様のような非現実的な存在に頼ることなく、
自分の心を鍛える禅の教えが心の支えになりました。
鎌倉幕府は臨済宗を手厚く保護し、各地に禅寺が建てられるようになった。
鎌倉時代以前の仏教の支援者は金持ち貴族でしたが、支援者が武士や庶民になったことで、
お寺の見た目も質素というか、現実的な生活を感じる雰囲気になったと思う。
仏像もマツコ・デラックスのような、ふっくらとした神秘的な雰囲気から、
金剛力士像のように筋肉をリアルに表現する写実的な作品が増えました。

▲臨済宗東福寺
また鎌倉時代の禅寺は中国から輸入したばかりで、
中国の先進文化を発信する機能を担っていたため日本的というよりも、
中国的な雰囲気が漂う。
そして時代を経るにつれて、日本的な雰囲気が漂うようになっていく。

▲臨済宗銀閣寺 室町時代に東山文化を代表する銀閣 中国さが無くなってきた。
。。。と、
ダラダラと中身もない独り言となってしまいました。
禅と日本の美意識がどう関係しているのか、自分で納得しようと思ったのですが、
上手くまとまらず長くなってしまったので今回はここまで。笑
4/12~5/22 京都国立博物館で開催される特別展、
「臨済禅師1150年 白隠禅師250年遠諱記念 禅ー心をかたちにー」に行くまでに、
禅のことを自分で調べてみようと思います。
つづく
