
▲東寺 五重の塔
京都駅の南にある東寺の五重の塔。
新幹線の窓から五重の塔が見えると何だかうれしい気持ちになります。
学生時代に京都に住んでいた時は何とも思わなかったのに。笑
離れてぞ知る京都の良さ。。。

▲東寺 南大門
こんにちは。
前回は比叡山延暦寺に行きましたので、今回は東寺に行きました。
延暦寺と東寺はなんか関係あんの?って感じですが。
学校の歴史の授業で最澄は延暦寺を、空海は金剛峰寺を建てた。と
セットで覚えた記憶があります。
そして東寺は空海のお寺なので、
私的には延暦寺と東寺はセット感覚なんです。(←バカ丸出し 笑)

▲東寺 南大門
空海と言えば歴史上の人物の中でも有名な人物。
空海に関する本も多数ありますし、司馬遼太郎も空海に関する作品を世に出してます。
四国のお遍路も空海にゆかりのあるお寺88か所を巡ります。
平安時代に生きた人が現代人までも魅了し続けている。その魅力とは何なのか!?
しかし残念ながら私の場合、空海については学校の授業で習ったことしか知りません。
空海は高野山に金剛峰寺を建てた。
空海は真言宗の開祖だ。。。以上!
空海の魅力とは何なのか!?私には知識が少なすぎてさっぱり。

▲東寺 境内
京都駅から五重塔を目印に歩いて10分程で東寺に到着。
幹線道路に囲まれながらも、境内の中に足を踏み入れれば静かなもの。
現代にいながらも、かすかに平安時代の空気を感じることができる。
幾多の戦乱や災害に合いながらも、東寺は現在まで続いている。
同時代に東寺と対をなすように西寺という大寺院があったが今はなし。。。
空海を信仰する人々によって何度も修繕されながら、昔と同じ伽藍を保っている。

▲東寺 金堂
空海は僧侶だった。(←当たり前っ 笑)
遣唐使として最澄と共に唐(今の中国)に渡り、仏教の中の密教を学び日本に帰国した。
燃えたぎる炎の前や神秘的な曼陀羅の前でお経を唱えたり、
山に籠ったり、滝に打たれる厳しい修行をしたりと密教僧には不思議な雰囲気がある。。。
当時の貴族達は自分達の願いを叶えて貰えると空海を信じた。
そして当時の天皇である嵯峨天皇も空海を厚く支援し、
元々東寺のある場所には密教の寺を作る予定ではなかったが、
嵯峨天皇のご指名で空海に東寺を建てることを懇願する程だった。

▲東寺 金堂
今の私には空海の魅力を語ることができませんが、
今後空海に関する本を読んで少しづつ知っていきたいです。
でもきっと空海は頭の良い人だったと思います。(←ざっくり 笑 )
遣唐使として唐に渡り、密教だけでなく最新の学問、医学、薬学、建築技術を学んだはず。
日本よりも先進国だった唐の知識、技術を知る空海は、
当時の人にとって賢者、魔法使いのように見えたのではないでしょうか。

▲東寺 講堂
病気を薬草知識をもって治癒し、
機械も電気もない時代に五重の塔を建てる建築技術を知っている。
今でいうアメリカで成功したビジネスモデルをいち早く日本に輸入して成功させるみたいな。
(ちょっと違うか 笑)

▲東寺 五重の塔
幅広い知識だけでも信頼され尊敬されるところに、
神秘的な密教の世界を演出することでまるで空海は神がかり的な力を持っていると信じさせる。
。。。というのが現在の私の空海イメージ。

▲東寺 講堂の外からのぞく。仏像のシルエットがチラリ。
金堂と講堂には密教の仏像がたくさん並び、
木造で天井の高い屋内は、空気がひんやりしていて静寂に包まれてます。
仏像はどれも大きく迫力があり、屋内の空気もあいまって何やら不思議な雰囲気。
これだけの仏像が今も残っていることが、
当時の人々が空海と密教にどれ程熱心だったかを証明している。

▲東寺 五重の塔
空海は何を考えて東寺を作り、人々に何を伝えたかったのか?
空海と密教のことを知ることで京都のことを深く知れそうな予感。
空海の総本山、高野山にも行ってみたいな。
