皆様こんばんは。もん です。



先日オットのもんさくを石ちゃんクリニックに連れて行ったのです。

テキトーにつけたオットの名前『もんさく』が一部で笑いを呼んでて幸せです。ヘイヘイホー、ヘイヘイホー♪


何故なら血糖値が、糖尿病の境界ゾーンになったと健診で言われたので。

しかしオットは3ヶ月後再検査を命じる結果の用紙をなくした上に、なんだかんだと理由をつけてお医者に行かない。


理由のトップが「どこに行ったらええか分からん」。この健康優良児は風邪すら滅多にひかないので、かかりつけ医なぞ当然無いのです。


放置して、半年が経過したので、そろそろ何とかせねば、と思ったワタクシが「もはや石ちゃんクリニックでええんでは?」と無理やり連れて行ったのでございます。


行くことには同意したものの、循環器内科に血糖値の話で行くのはイヤらしく、ワタシが行く時に一緒に行くと言う。


ひとりで行きなさいよ。


それなのに「あ、その日は俺ダメだから」とかイラッとさせる発言。


ツベコベ言わんと最速で感謝しながらひれ伏してついて来いッ。こちとらその週末に行かなきゃクスリなくなるんじゃ。



ちなみに、循環器内科とハッキリクッキリ謳っている石ちゃんクリニックですが、糖尿病は血管に関係あるので専門医による外来も行なっていて全然守備範囲なのです。それを知っていて勧めているのです😤



そんなこんなで、初めて夫婦で訪れた石ちゃんクリニック。


「空いてるで」

「先生、めっちゃタメ口やけど気にしたらあかんで」

「なんとなく糖尿病って言われても困るから、精査してほしい、って言うんやで」


などなど事前にアドバイスを与える。

アドバイス…?


ここまでお膳立てし、アドバイスも与えていると言うのに、傍らのオットはひどく不機嫌。

なぜならば、血液検査に備えて朝から食べてないから。

空腹が臨界点に達し、もう大暴れ寸前。

し、知らんがな。朝イチで来れなかったのもアナタのせいですがな。11時までは家を出れない用があったらしい。知らんがな。



そして、前に書いたとおり、全く話が通じておらず、石ちゃんはワタシが空腹時血糖値で健診に捕まったと誤解するのであった。


石「なんだぁ〜、旦那さんの方かぁ。ビックリしたよぅ〜。でもさ?チラッと見たけど、旦那さん全然メタボとかじゃないよね?」


も「そうなんです。運動もしてるし、健康自慢で。なんか運動し過ぎによる誤差じゃないかと思って」


石「だよね〜。大丈夫だと思うわ〜。あ、一緒に診察聞く?」


この軽い流れからすっかり油断したワタクシ。


も「いやいや、大丈夫です。宜しくお願いします😄」


ワタシと入れ替わりに呼ばれていくオット。

ほら、患者が我々2人しかいないから…(笑)


診察室から石ちゃんの笑い声が聞こえてくる。

内容までは聞こえないけど、明るく会話が成立している。

良かった…。あの空腹による凶悪な顔で診察に臨んだわけではないようだ。


しかし、オットはなかなか診察室から出てこない。


…全然出てこない。


なんで?


ようやく出て来たと思ったら、石ちゃんも診察室から顔を出して、


石「今から画像検査の予約するけど、奥さんも聞きます?」


お?画像検査?MRIっちゅーこと?ナゼ?

それはちゃんと聞くよ、部屋入るよ、入る!


しかし、せっかく狭い診察室に入って聞いたのは、石ちゃんによる受付嬢への予約の取り方熱血指導と、そのあとの受付嬢によるたどたどしい予約電話の実況中継であった。石ちゃんすら席外したからね。


…そんなん聞きに来たんじゃない。😑



結局ワタシはそのまま時間切れになって、オットの診察完了を待たずにクリニックを出て、薬剤師コナンと噂話にふけり、そのまま美容院で今どき流行らないパーマでボンバーヘアにしたのであった。



その後自宅に帰ってようやく聞いた診察内容。



笑顔で問診の石ちゃん。


「大丈夫だよ〜」


10時間以内に何も食べてないことを確認して、血糖値を測るために針をぶっ刺す石ちゃん。


「まぁ、心配ないよ〜」


血糖値の結果、速攻で出る。簡易キットだから。


「アレ?あれー??高いね!?」石ちゃんの口ぐせ。予想と違うと必ずアレぇ?って言う。結構ドキドキする。


空腹時血糖値、なんでも110を超えたら境界型、126超えたら糖尿病と言われるそうなのだが、オットの結果は123。健診の結果よりさらに高いらしい。


「あ、ゴメン、もう一回採血するね?」


今度はたっぷり5本ほど血を採る石ちゃん。


そして説明。


こんなに突然、メタボでも何でもないのに急に血糖値が上がり続けるのは、突発性の1型糖尿病の可能性があること。子供がなるタイプのだな。オトナも突然発症するらしいです。


でも膵臓に他に問題がないか、なるべく早くMRIで確認した方がいいこと。


腫瘍マーカーの検査も出しておくので、10日以内に結果を聞きに来て、と。



ギョエー!! 怖いコワイこわい!😱😱😱


めっちゃ気軽にやって来たのに、膵臓癌でないことを確認する必要が出てきて、おまけに1型糖尿病だったとしたら一生インシュリンの自己注射とな。


もう翌週検査の結果が出るまでは気が気でない。


オットは小麦粉大好きで、パンもうどんもこよなく愛してるのですが、それらも今は眺めてるだけ。


オ「玄米にしようか… 麺なら蕎麦かなぁ」


オットはそれはそれは酒が好きなのですが、それも飲む気にならないよう。そりゃそうだ。


運動は宅トレもテニスも激しくやっていたのだが、気分が乗らないらしい。


オ「疲れやすいと思ってたんだよな、最近。昼メシ食ったあとも、おかしいくらい眠気がするしな」




結果から言うと、簡易キットではなく正式な血液検査の結果、糖尿病の疑いは無し。


腫瘍マーカーやMRIの結果、膵臓癌でもなかった。


しかし、膵臓に嚢胞とやらが見つかり、癌化しやすいタイプかどうか、さらに精査するために石ちゃんが消化器内科に紹介状を書いてくれた。


病院初心者のオットには紹介状を頼むというワザは無理だろうと思っていたのだが、頼む前に書いてくれる石ちゃん。いつもありがとう。


紹介先も、これはワタシの時と違い前例があるみたいで、最初から「この大学病院が良いから、ここに紹介状書くね」とハッキリしていた。オットが前にテニスボールを眼球にぶつけて救急車で担ぎ込まれた大学病院の名前も出してみたらしいが、石ちゃんは「消化器内科はココがいいよ」とキッパリ。そして、たしかに人気らしく、予約が1ヶ月半先しか取れなかった…!



というわけで、軽い気持ちで受診させたら、意外と大事に発展したオットの血糖値騒ぎよ。

まぁとりあえず、今すぐどうのこうの、という事態からは逃れました。定期的に経過観察してもらい、一病息災的に元気に暮らして欲しいものです。



この騒ぎを経てのオットの感想。


  • 俺はラッキーや。簡易キットの血糖値が高く出なければ、精密検査も無く、嚢胞も見つからなかった。→たしかに。
  • たしかにアンタの主治医は良い先生や。最初の採血の時は余裕顔だったけど、「これは高い!ヤバイ」となった瞬間精密検査を手配してくれて、行動が素早い。アンタの病気が全然治らんから主治医替えたら?と思ってたけど、そんなことないな。ちゃんとしてたわ。→せやろ。
  • 病気のヒトの気持ちが分かったわ。今まで全然分かってなかった。自分が不摂生なせいじゃない病気があるねんな。そして治らない病気もあるねんな、一生一緒に暮らしていくタイプの。→嫁がまさにそのタイプや。
ほんと、病気じゃなくて良かったし、ちゃんと経過観察してもらいましょう。その超人気の消化器内科にちゃんと年末行くんやで。

あと、昼食のあと激しい眠気とともに、たしかに昼寝したりしてたけど、それ、病気じゃないなら単に食べ過ぎだよね。😋


ちなみに石ちゃんの無痛採血は、やはりオットに対しても実力発揮されたらしい。

「2回目も全く同じところに刺したけど、痛くも何ともないねん。チクッとすらせえへん」

いや、体験してもらえて良かった。うむ。



お騒がせのもんさく石ちゃんに診てもらうの巻を聞いていただき有難うございました。

それでは、また〜👋