こんばんは。 もん です。
在宅勤務もかれこれ何ヶ月でしょうか。
5ヶ月近く?
週1程度で出社するものの、他は全て在宅勤務。
おなじくサラリーマンのダンナも在宅勤務。
我が家の棲み分けは、以下の通り。
ダンナ氏
個室。
仕事に適したデスク。
オフィス仕様の椅子。
クーラー無し、西日あり。
ワタクシ
ダイニング。
座高と合わない高過ぎるダイニングテーブル。
座面がへたり切った、木枠に座ってるかのような椅子。
クーラー直撃、西日あり。
在宅勤務なので、お互い電話会議多数。
会議がかぶると、うるさいのでダンナは部屋のドアを閉める。 そして、クーラー無し、西日ありの部屋でゆっくりと蒸し焼きになる…。
ダンナも可哀想だが、ダイニングで仕事をする私も、椅子が悪すぎて、腰痛悪化。
会社の椅子ってエライんですね。
毎日8〜10時間座っても平気。
逆に言えば、あんな木の椅子になんぼでも座り続けられた小学生から大学生は、どれほどカラダがしなやかだったか、ってことですね。
そんなところへ、ワタクシの会社、今回の続く在宅勤務に際して、必要と判定されたヒトには、会社と同じ椅子をプレゼントして下さるという太っ腹な決定をしたのです。
エルゴノミクスチェアという、人間工学お墨付きの椅子は、4万円くらいするらしい!
そりゃ申し込むよね!
申し込みに必要なのは、上司の承認、あれば診断書、自宅での勤務スペースの写真。
上司はもちろんオッケー。 むしろ腰痛ごときでまた休まれたりしてたまるか、と思ってるので、積極的に勧めてくれる。
診断書は前回手術の時のがあるよ!
写真も送りましたよ。
なんてことのないダイニングテーブルにノートパソコンと資料を広げたいつもの風景を。
判定するのは隣の総務部のヒト。 ワタシが昨年2度も手術したことも知っている。 判定オッケーにならないわけがないわ。 😤
🙍♀️「もんさん、申し込み有難うございました」
早速総務部の仮名田中さんからお電話かかってきた。
🙍♀️「もんさんは、ひどいヘルニアだし、診断書もあるし、手術までしてたので、問題なく椅子は手配します」
おー、そうでしょう、そうでしょう。 却下されたら逆に驚くよ。
「あ〜、助かります。 有難うございました〜」
さっくりと電話切ろうとしたら、引き止められた。
🙍♀️「もんさん、椅子だけで全てが解決するわけではありません」
あ、すみません。 続きがあるのですね。
自宅の仕事風景の写真を見て、アドバイスするのも田中さんのお仕事らしい。 そのための写真であった。
ノートパソコンの位置が悪い。
モニターは目の高さに。
キーボードはなるべく手元に引き寄せる。
肘の角度はキーボード打つ時、直角になるように、椅子の高さを調整する。
これらを取り入れるためには、椅子の他にも準備が必要。
外付けモニターを買う、またはパソコンの下に台を置いて、モニター位置を上げる。
パソコンを台の上に置く場合には、外付けキーボードを購入すること。
ダイニングテーブルの高さに合わせて椅子の座面を上げること。
その結果、足が床にしっかりつかないのであれば、足を置く台も準備すること。
お〜、そうですか、あのペラっと送った写真からそれほど多くの課題点を発見されましたか。
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後日、素直なワタシは、言われたとおり、ノートパソコンを画面が目の高さになるよう空き箱の上に乗せ、外付けキーボードをアマゾンでポチり、へたり切った木枠椅子にはクッションを敷いて座高を上げた。
…快適。
有難う、仮名田中さん。
さすがです。
あと、田中さんに言われなくとも、ダイニングチェアにはとっくの昔にクッションを敷くべきだった。
これでお尻痛くなーい。
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さて、田中さんとの電話に時を戻す。
「分かりました、やってみますね」
今度こそ電話を切ろうとしたワタシに、田中さんは急に声をひそめて、かぶせてきた。
🙍♀️「あの、これは会社として推奨してるわけではなく、あくまでも個人的なおススメなのですが」
聞けば、田中さんもかつて、ひどい腰痛から歩行困難な時期があったのだと言う。
色々試した挙句、劇的に効いたのは1冊の本で、それ以降腰痛は一度も再発していないのだそうな。
🙍♀️「会社で色んな人の腰痛の訴えを聞いていて、この本が解決なのでは、と思う人がいるのです。 もんさんにも是非紹介したいと…」
興味ありますとも!
送られてきたリンクを見て、早速アマゾンで買う。
それがこの本。
でも、これを読んで田中さんは腰痛から卒業したんだ。 読まねば!
読みました。
興味ある方はご自分で読んで頂きたいですが、乱暴にまとめてみます。 (乱暴過ぎるので、本当に読みたいと思う方は、ワタシのサマリー読まない方が先入観なくて良いです)
「腰痛のほとんどは筋肉が緊張して痛みを出すことが理由。
その痛みはそもそも、精神的な心の痛みのすり替えである。
心の痛みは、無意識下の怒りが元になっている。
治療法は、無意識下の怒りを探し、認めることだけ。 これだけで、驚くほど腰痛はピタリと治る。」
ホッホー、ホッホッホー。
そう来たか。
いやいや、信じる者は救われる。
疑ってかかったら、効くものも効かなくなるではないか。 まずは従ってみよう。
だけどですよ? 自他共に認める温厚な性格のワタシ。 ぱっと思いつく怒りは無い。
いやいや、怒りを発散するタイプは腰痛にならないのだった。
では、無意識下に怒ってるのだろうか。
それなら、この腰痛の痛みっぷりからして、激怒してるに違いない。
無意識なのに、激怒。
…器用だ。
その怒りを探し当てて、認めるまでは腰が代わりに痛むのか。 探し当てられるだろうか…。
うむぅ。
特にワタシに勧めたい!と思われた田中さんの鋭い観察眼を信じている。
同じフロアで働くワタシをこの4年観察されてきたことでしょう。
その田中さんが、この本の内容でワタシも治るのでは、とおっしゃっている。 きっとストレスと怒りをためているのではと慮っておススメしてくれたのだ。
しかし、肝心の内なる怒りに気づけない。
「なんでこんな沢山メール送ってくんねん、毎日毎日〜💢」
…たぶん、こういうのじゃないよね。
なんか他に、もっとこうネットリ怒ってること…あるかな…、どうかな…。
もうラビリンスよ。 迷宮へようこそ。
ワタシの性格は、目に見える、論理的、物理的なものを好むので、なかなかハードルの高い治療法だ。
おまけに忘れっぽいときている。
無意識下の怒りにたどり着くには、催眠術でもかけてもらわなければ思い出すことすら不可能な気がする。
この治療法に比べて、ストレッチやMRIのなんと明快な理屈付けよ。
とりあえず、この本を次はマミーに送り付けようと思う。
信じる者は救われるのだ。(2度目)
(今日の記事の題名に「ホンマか」と書いてる時点であかんな。 ゴメンね、田中さん)