薬と摂生生活のおかげか、
歯の痛みもだいぶマシに
なってきた
が
親知らずの抜歯が終わるまでは
田舎には行けそうにない
が
痛みがマシになり、動作にも
ゆとりが出て来たので、
書き溜めていたネタ帳を元に
村の史実を記録しなければ
田舎で暮らす旦那ちゃんが言う
「今年は、なんか、虫が多い~」
・・・
「いつの間にか部屋の中に
蚊が入ってくるし~」
「台所にムカデ出たし~」
「外では、よく、ヘビを見かけるし~」
・・・
旦那ちゃんの話は続く
「そうそう、蜂の巣もできたし~」
・・・
めちゃくちゃ怖い
蚊対策に、コンセントに繋いで
24時間稼働する虫よけ?を
田舎に送る
ムカデは・・・
再度、家の回りに、忌避剤、
たっぷり撒いて~
ヘビは・・・
遭遇しても、じっと、
去るのを待って・・・
蜂の巣は・・・
撤去よ、撤去ッ
旦那ちゃんが続ける
「蜂の巣はね~」
「村の男性が言いに来たんだ。」
・・・
旦那ちゃんが暮らす田舎の家の
敷地内の木に、蜂の巣が出来ていた
のを発見したという村の男性
その男性は、40代後半ぐらいで、
村で鍼灸院を営んでおり、ちょっと
変わっていると噂の男性だ。
鍼灸師さんが言ったとか
『蜂が飛んでます。』
『木に蜂の巣を発見しました。』
『駆除してもっらたほうがいいので、
僕、業者に頼んでおきました!』
鍼灸師さんの言葉に驚く旦那ちゃん
業者に頼む・・・
勝手に・・・
鍼灸師さんの話は続いたとか
『業者が言うには、費用は
2万5千円ぐらいって・・・』
のけぞる旦那ちゃん
何の相談もなく、勝手に
業者に頼むって・・・
ありえん、ありえん
・・・ってか、その費用は
誰が負担するの
その鍼灸師さんが自腹で
そんな訳はないだろうから
やっぱり、うち
呆れ返った旦那ちゃんが
腹立ちを抑えつつ、
鍼灸師さんに言ったとか。
「蜂の巣、確認して、
こちらで対応します。」
「業者に頼むか否かは
こちらで検討しますので・・・」
「教えてくださって、有難う」
しつこく食い下がることもなく、
案外聞き分けよく、業者には
また自分から断っておくからと
玄関を後にしたという鍼灸師さん
・・・
やっぱ、あの人、あたま
おかしいんちゃうんか
鍼灸師さんが帰ってから
蜂の巣を見に行ったという
旦那ちゃん。
背の低い木に、子供のグーだっけ?
まぁ、それぐらいの大きさの
蜂の巣があったとか
これから大きくなるであろう
まだ小さな蜂の巣で、
見えるところにあったため、
自分で退治したという旦那ちゃん
蜂専用のジェット噴射のスプレーを
これでもかっていうぐらい
巣をめがけて噴霧したとか
巣から蜂が飛び出し、少し
危ない場面もあったというが、
しつこくスプレーを
シュッシュッし、
巣も木から叩き落とし、
蜂の巣は、なんとか始末できたようだ。
「業者に頼むほどじゃあ
なかったよ。」
「村人も蜂の被害に合わずに済んだし」
「教えてくれたことには
感謝するけど・・・」
「やっぱり、あの鍼灸師さん
変わってるな~」
村の鍼灸師さんの、
極小親切、大きなお世話
苦笑いの旦那ちゃん