年末だか、年明けだかに
植えたキャベツの苗。
休耕地を利用し、家族総出で
農業をやってる男性に貰った
キャベツの苗だ。
家の裏庭に作った小さい畝に植えた。
裏庭の先は、山
山からは、動物がやってくる
が
こっちも学習済み
等間隔でキャベツを植え、
ネットをきっちり、ピンと張りめぐらし、
上の方もすぼめて、
鳥獣対策は万全だ
水をやったり、肥料をやったり、
手塩にかけ育てる旦那ちゃん
食べ頃はいつ
早よ食べたい
キャベツの成長を首を長くして待つ
旦那ちゃんが言う
「肥料もたっぷり、あげたし~」
「だんだん、大きくなってきた~」
春になって、旦那ちゃんが言う
「葉っぱが大きい~」
「これで、巻いていったら
完成だね~」
「山に餌が豊富なのか、
鳥獣被害もないし~」
「ついに、成功かも」
楽しみ
早く、巻いてちょうだい
キャベツの巻きを、今か、今かと
待つ毎日
まだ
最近になって、旦那ちゃんが言う
「これ、巻くのかな~」
「葉っぱは大きいけど・・・」
キャベツを見た隣村のおばちゃんが言う
『あぁ~』
『中の葉っぱ、穴だらけ~』
『虫に喰われてるよ~』
『もう巻いてこないんじゃないかな』
『こりゃ、もう、ダメだ』
『こんなの、食べられないわよ』
・・・
呆然とする旦那ちゃんと私
今回は、成功かもって
思ったのに・・・
ナメクジだかなんだかに
あちこち齧られた模様
やっぱり、ある程度の農薬は
必要なんだな
収穫を楽しみにしてたのに、
とっても残念
仕方ないので、張り巡らした
ネットを外す。
鳥獣に、くれてやるぅ~
ウサギちゃん、どうぞ、いつでも
好きなだけ、食べてちょうだい
数日経って、旦那ちゃんが言う
「キャベツ、あのまま~」
「誰も来て食べてない~」
・・・
食べて欲しくない時は
ウロウロ出てくる野生動物も、
welcomeな時は、出て来ない
小さい畝に、いつまでも残る
3株のキャベツ