今から20年も前にもなるだろうか?

定年退職したある御夫婦が、スペインは地中海の街の

コンドミニアムで優雅に暮らしているという記事を見たのです、

しかも年金だけで!!

これだー

 

当時私は休みがほとんどなく

こんな暮らしで一生を終えるのは御免だと思っていた。

早速その気になった私はNHKのラジオでスペイン語を勉強したのですが( ^ω^)・・・

実際にスペインに行ったのは10年後です。

2007年、成田空港から旅だち

空路着いたのがバルセロナでした。

 

日本では見られない雲一つない深く澄切った青空!

お~憧れの・・スペイン( ^ω^)・・・

11月なのに陽だまりは暖かく若い娘は肩まで出している

雨はほとんど降らず従って川もなく橋もない?

しかし

 

パンフレットでおなじみの、ご存知サグラダファミリアには

心底がっかりさせられました。

1882年に開始した教会は工事用クレーンが林立し

教会の中はまだ何もないがらんどうで全くの未完成品だったのです。

 

身近で見る外観もグロテスクで・・え~と思ったのですが

写真に映ると見事なものでした。

 

遠くで見るから美人、見るだけ美人?

そんな単語が頭をよぎった ・・・・

 

設計者はご存知アントニオ・ガウディですが

好みの問題でしょうか、グエル公園もカサ・ミラも私には奇をてらいすぎたデザインばかり

でちっとも良いと思いませんでした。

むしろ私が全く知らなかったモンタネールという建築家の作品群に圧倒されたのです。

それはともかく、バルセロナは大都会であり古代ローマ帝国の遺跡もあり

華やかな街というイメージでした。

 

旅行にあたって全く勉強せず、帰国してから勉強をする凡人の私ですが

バルセロナの都市名の由来はカルタゴの将軍ハンニバルの父親が

やって来て植民都市を築いたのが起源というのですから

(知らなかった~~)というしかありません。

 

カタルーニャ地方はローマの支配を経てフランスの影響が

色濃く残る街で、

イサベル女王のカスティーリャに併合されたのが

未だにしこりとして残り、独立云々が争点となっているのは皆さんも

ご承知かと思います。

 

期待に反した街!

それが私の見たバルセロナでした。

グエル公園の一コマ