臭覚を失ってから何年になるだろう?・・・

記録を辿ったら3年前に一度とり戻して以来なので、また3年ぶりという事になる。

 

そもそも臭覚を失ったのはアレルギー性鼻炎治療薬の副作用と思っている。

それまではくしゃみ連発、鼻は痒く、かつ絶えず鼻水ぐじゅぐじゅで痒かった!

テッシュケースを毎日一箱も使うつらさは、なってみないとわからないと思う。

 

それが耳鼻科の点鼻薬でつらい症状から解放されたのだ・ ルンルン”

代わりに臭覚が失われたが全く気にならなかった。

その後一度復活したが、間もなく失われた。

 

それがまた3年ぶりに復活したのである。

なぜ?

 

12月にアレルギー性の湿疹が股間に出たのだ。

恥ずかしいので医者に行かなかったが、昼はともかく夜に体が温まると

耐えらない痒みに襲われるのだ!

というわけで恥ずかしながら・・・

 

塗り薬で治療したが改善せず処方されたのがセレスタミンというステロイド剤である。

さすがは万能薬ステロイド!!

効きました。

 

ところが、飲み始めて3日目に声が出なくなったのです

私は甲高い声なのですが、

ハスキーな声に変わり大きな声が出なくなりました

(妻には静でよいと言われた)

 

そして・・・5日目から突然臭覚が鋭くなったのです。

しかし無臭の世界で過ごしてきた私には慣れない日常となりました。

 

違和感の最初は風呂に入ったとき異様な匂いに襲われたのです

それは水道水の消毒に使われる塩素のにおいでした。

もあ~っと物凄く空気が匂うのです。 他の人にはあまり感じないらしいのですが?

 

いつもの喫茶店では気分が悪くなり、スーパーでも臭いに負け早々に退散し家に帰りました

自宅では不快ではないが洗剤の匂いがし、部屋ごとに匂いが違うのです?

衣服の柔軟剤も匂うのです。

 

それはともかく、オナラは臭く服の匂いまで気になる匂い過敏症、ああ~

 

良かったのはお茶です、ほのかに立ちのぼる香り口の中で感じる甘み!

さすが静岡産、こんなに美味しかったんか~

 

しかし、もともと私は食べ物の好き嫌いが激しい方でしたが

それも復活したのです、少しでも鮮度の落ちたもの

匂いのきつい野菜、好きだった芋焼酎さえも臭みが気になり

うまさが感じられなくなりました

 

なんという事でしょう。

美味しい物はよりおいしく

まずい物はより不味く

嗜好が両極単に分かれたのです。

 

妻が作ってくれる料理は何でも食べて

「お父さん、偏食が治ったね」 と褒められていたのに( ^ω^)・・・

残すと妻の機嫌が、忖度し食事しなければなりません。

 

う~む

美味しいお茶は飲みたいが

ビールや芋焼酎も飲みたいし、

 

何が幸せか分からない

 

いっそ無臭の世界に戻りたい私です。