どうやって成金になれたかを書くことに、

ずいぶん時間がたってしまった。

 

一言でいえば運がよかった」””としか言いようがありません。

 

「な~んだ」と思われた方は続きを読んでください。

 

私は昭和41年に高校を卒業し、当時は勃興期の食品スーパーに就職しました。

そこは朝から晩まで長時間労働で体力勝負の職場でした。

そして新興職業として優秀な人間が少なかったのです。

通信簿の4程度で優秀なほうでした。

 

そこに約5年勤め、今度は上場企業の営業職に転職したのですが、

今度は優秀な連中が普通で、体力勝負から、効率を追求されることになりました。

しかし、給料は良く休みもキチンととれる。私は結婚し子供もできました。

しかしそのうちに

高卒の中途採用の人間は決して出世できないことが分かりました。

 

そして再びスーパーマーケットに舞い戻ったのです。

地元の老舗企業が食品スーパーを開業したのです。

私はある部門を任せられ部門長として大いに利益を出し

業績に貢献したつもりでした。

他の部門に2倍以上の差をつけ圧倒的な業績をあげ

誰もが認める出世頭だったのですが( ^ω^)・・・

 

「出る杭はうたれる」

 

誹謗中傷の上に経営者に嫌われあえなく首になりました。

言われた言葉が「OO君そんなに自信があるなら自分でやってみたら・・」

たぶん生意気だったのでしょう。そして会社を辞めたのですが、

””禍福は糾える縄の如し””

これが運の付き始めだったのです。

 

当時私は35歳でした。 

それから15年後この会社はあえなく倒産したのです。

その時はザマアミロ、そう思ったのですが、

50歳前後のかつての同僚たちは

以後悲惨な人生を歩むことになったのです。

その年齢ではもはやまともな職場はありません。

あのまま勤めていたら・・・同じ運命だったしょう。

早く首になってよかったのです。

運がよかったと思いました。

 

退職後小さなスーパーに移った私に

廃業した貸店舗の話が舞い込んだのです。

これはチャンス到来です

必死に相手に働きかけ首尾よく借りることが出来ました。

小さいけれど経営者になったのです。

初年度から年商一億円を達成し業績は順調に推移しました。

借入金500万円は一年で返済し、2年目に自宅を、3年目に借りていた

店舗を買い取りました。

 

そして4年目、

金融機関から”3番目の運”がもたらされたのです。

それは小さいが地元では老舗の店の経営譲渡の話でした。

自分はもう歳だし後継者もいないとのこと!

直ちに相手を紹介してもらい

従業員ごとすべて引き受けることを即決で決めました。

そしてこのお店は私に大きな利益をもたらしてくれたのです。

 

それから15年、50歳を過ぎた私はスーパーに見切りをつけました。

世の中は車社会となり、スーパーは売り場面積が500坪が主流となり一店舗当たり

3億から5億円もかかる設備投資産業になっていたのです。

 

私は不動産賃貸に業種を変更しました。

従業員は不要で、自分も働く必要がほとんどありません。

時はバブルが崩壊し、住専問題で不動産がたたき売られた時代です。

 

銀座の整理回収機構に出向き飲食ビルを9千万円で購入し

またスナックビルも5000万ほどで購入しました。

賃料は月/180万円入ってきました。 

 

「これで飯を食っていける」

そう判断した私は、54歳の時にスーパーを廃業しました。

暇が沢山出来ました。

 

スナックビルは不安定でその後売却し

学生専門のアパートに力を注ぎ、以来15年、現在に至ります。

勝手に不動産が稼いでくれ資産は億をはるかに超えました。

 

ここでも優秀な不動産屋さんと良いものを安く建設してくれる

建設屋さんと知り合ったことが成功した原因と考えます。

すべては運が良かったと思っています。

 

とはいえ、棚ぼたの運はないことも事実です。

常に努力をし、アンテナを張り、チャンスを逃さない決断が

成功への道ではないのかな?と考えます。

 

最後に

夢や目標を語る人はたくさんいますが、

そのための準備や努力をまったくしない人がほとんどです。

準備とは 1、資金造り(コツコツ貯金する)

       2、業種業界の勉強 

       3、人脈づくり (金融機関や、業界の先輩)

       4、己の信用創造(約束を守る、動くゴールポストを作らない)

         などです。

 

これらのことを全くせずに、夢や目標を語る人は空想家、もしくは夢想家で

決して夢や目標、目的は達成できないでしょう。

 

これだけは自信をもって言えます。

運は準備している者(人)のみがつかむことが出来る !

それが成功の必須条件である。