世間では「あるある大辞典」の閉鎖が大きく取り上げられていますね。この番組、日頃はあまりTVを観ない僕ですが、日曜日に放送されるということもあり結構観ていました。残念ですね~。

でもね、健康番組なんてある程度誇張した表現をしないと視聴率も取れないし…なんて、変に冷めた受け止め方をしてしまいました。もちろん、データの捏造は論外ですが...。

健康番組が不安障害の患者さんへ及ぼす影響は多大なものです。「昨日の番組で、○○であれば危険だとか言ってたけど大丈夫でしょうか?」と動揺している方もいたりして、不安の軽減に努めるのに結構時間がかかります。特に、たけしのやっていた番組(なんていう番組だったか忘れました)、今もやっているのかどうかはわからないけど、そういった意味での影響がとても大きいなあと感じていました。

今回の件、もちろん番組制作者側の落度です。責任の所在は100%ここにあります。ただ、健康ブームの中で、刺激的な番組制作をしていかなければならない・といったプレッシャーが、製作者側にあったことも原因の一端となっているように思えます。「納豆」などという既に健康食品として認知されている食品を取り上げたということは、もうそろそろネタ切れの状況にあったのではないかなんて考えてしまうのですが・・・。つまりは、追い詰められていたと・・・。

ブームを仕掛けるのはメディアでも、膨張させるのは僕達大衆の力です。
多くの方は、その様なブームを楽しみ、利用し、生活を潤わせていくことも出来るでしょう。
主体的な価値観をしっかりと持っていれば、ものごとの本質を見失うことはありません。
しかし、万事が全て受身的なスタンスで生活しているならば、今はブームの中に居るに過ぎないということも、ブームはあくまでブームであり、そこには誤りや誇張や誤解が含まれ得るということにも、気付かないまま過ごしていくことになるでしょう。そして、想定内の出来事であっても、大きく動揺し混乱してしまったりするわけです。

少し話がそれましたか?

ところで、僕も納豆を2パックずつ食べようと考えていました(笑)。