COVID-19の影響で2月より休園していたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)が本日2020年6月8日、大阪府在住の年間パスポート保持者のみに入園者を限定したソフトオープンという形で開園しました。
昨年末から仕事の関係で大阪在住になっており、当然のように年間パスポートも購入していたため、限定された対象内!
そして入園に必要なソフトオープン招待券も難無く取れてしまったので、ソフトオープン初日のパークに行ってきました。
今回は、ソフトオープン初日のパークの様子や対策等で感じたことを記録していきたいと思います。
・パークの入園方法
USJは、6月8日~6月14日までの間は大阪在住の年間パスポート保持者。
6月15日~6月18日まではそれに加えて大阪府在住でソフトオープン・スタジオ・パス購入者に限定したソフトオープン。
それ以降も当面の間は年間パスポート保持者以外は関西在住者に限定してパークの入園制限を行うようです。
当日入園する際には、ゲート前で検温を実施していました。
ゲート前の検温テント
その後は通常通りゲートに行き、手荷物検査を行う際にゲストの手指消毒を呼び掛けていました。
入園時には事前にオンライン上で取得したソフトオープン招待券のQRコードをスキャンして入園します。
おそらくこれは、マスクの着用が義務付けられている状況で、年間パスポートによる顔認証システムを使用した入園方法を回避する役割もあるのだと思われます。
・アトラクションの運営
アトラクションは、基本的にはほとんどすべてが運営されていました。
床面にソーシャルディスタンスの目印があり、ゲストはそれにしたがってキューラインで待つ。
各アトラクション内ではキューラインの途中に必ず1か所は手指消毒液が設置されており、クルーが使用を呼び掛けていた。
ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドのソーシャルディスタンスキューライン
また、アメイジング・スパイダーマン・ザ・ライドでは3D眼鏡を渡される際に消毒用のウェットティッシュを手渡し、ゲスト自身で3D眼鏡を消毒してから使用するように呼び掛けていた。
一部のアトラクションでは、特殊効果の変更が行われていた。アメイジング・スパイダーマン・ザ・ライド、ハリーポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー内での水を使用した特殊効果のカットを確認。
(ちなみに、ジュラシック・パーク・ザ・ライドの水しぶきは健在。めっちゃ濡れました。)
アトラクションのクルーは基本的にはマスクの着用のみ。乗り場のクルーはマスク+フェイスガードを着用しておりました。
また、アトラクション体験中はマスクを外さないように呼びかけあり。
・ショー、パレードの運営
夜間のザ・ベスト・オブ・ハリウッドは当面の間中止。
その他のショーに関しては、ゲストが密集しすぎないようにある程度感覚をあけての上演。
ルパン三世・ザ・ライブ公演中の様子
正直ショーの運営は大丈夫かな・・・?という印象。写真で見てもわかるように、結構密集しているのであまり意味はないんじゃないかと思いました。
ソーシャルディスタンス方針をやらないよりはマシ、程度かと。
この方式はほかのアトモスフィアショーでも同様で実施されています。
演者は基本マスクはなし。キャラクターとの触れ合いがあるものはおそらくカットされているはず。(新規ショーになっているものが多く、ふれあいシーンがあったのかがわからないものがあるため)
セサミストリート・アフロビートの様子
・ショップの運営
ショップは入り口を限定して入店するゲスト一人一人に手指消毒の声掛けを行っていました。
また、レジ回りはかなり広めに場所をとっていて、商品棚は数が減らされていたり、かなり配置を変えていた雰囲気。
ゲストの会計毎にクルーがレジカウンターの消毒を行っていた。
ユニバーサル・スタジオ・ストアのレジ前。通常時よりもかなり場所を広く開けている。
・レストランの運営
レストランでは、入店場所の制限と手指消毒に加えて、大阪コロナ追跡システムにレストラン毎に登録を呼びかけていました。
これは入り口だけでなく、レジでの会計時にも登録が済んでいるか否かの確認が行われていました。
また、ショップ店舗と同じく会計毎にクルーがレジカウンターの消毒を実施していました。
レジカウンターにはキャッシュレス決済を推奨する記載あり。
レストラン内はソーシャルディスタンスを保つことのできるようにテーブルの配置が行われていたり、一部座席の撤去が行われていました。
食事の終わったトレー等はテーブルにそのまま放置をしてクルーが回収するシステム。(これはパーク内レストランの利用をあまりしていなかったため以前からなのかわからない・・・)
・キャラクターグリーティング
キャラクターグリーティングは、通常時と異なりゲストが直接キャラクターと触れ合うことがないように運営されている。
基本的にはキャラクターの四方を囲うように地面に印を配置して、その線にゲストが入らないようにする方式でした。
キャラグリの様子
また、顔を出している所謂フェイスキャラクターはゲストとの距離が近くなりすぎてしまわないようにバルコニーから登場していました。
バルコニーに登場したシュレックとフィオナ姫
また、ワンダーランド・シーズンズ・ジョイはミニショー後にグリーティングを行うスタイルのエンターテイメントですが、これに関しても通常のキャラクターグリーティングと同じ施策がとられていました。
舞浜のアトモスみたいな感じ。
・雑感
まずは大阪府内の年間パスポート保持者というかなり限定的なオープンだったためか、ソフトオープン招待券も瞬殺ということもなく時間帯を選ばなければかなり余裕を持って取得できました。
マスクの着用にかなり厳しく声掛けをしていて、エントランス付近で入園前にマスクの着用を呼びかけられている人を何人か見かけました。
ソーシャルディスタンスに関してはショーはゲストがしっかり守った上でも「大丈夫なのか・・・?」と少し懸念してしまう状況ではあるものの、運営側からの意図としては成立している印象でした。これは声掛けしやすいからというのもあるのかもだけど・・・
その反面、アトラクションのキューラインのソーシャルディスタンスはゲスト側があまりうまく守れていない印象でした。正直普段とあまり距離感が変わってないんじゃないかと懸念する場面が多々あるぐらいには・・・
クルーも呼びかけはしているんだけどねえ・・・
対策面で一番びっくりしたのはレストランとショップの会計毎の消毒作業。アレ毎回やるのは結構大変だと思う。ゲストに待ってもらう形になるからその辺含めて頑張って続けてほしいポイント。
何より全体的に感じたのは、「おかえりなさい」感。まだ入園前の段階でWelcome Backのボードを持っているクルーがいたり、園内でも至る所で「おかえりなさい」と直接声をかけてくれる場面がかなりありました。
これは年間パスポート保持者限定というところと、大阪という土地柄の合わせ技だなーと思う。US''J''の個性ともいえる部分が良く出てる。
今後東京ディズニーリゾートを含めて様々な施設が再オープンするための第一歩を一足先に踏み込んだUSJだけど、ニンテンドーワールドのオープンも含めてどうなっていくのかが楽しみになってきました。この日のことは忘れないようにインパークレポートも書こうと思う。タブンネ。