30代の中盤から所属していた地区はかなり池田大作氏と縁のあるところだった。

ちょうど青年部に所属していて、地区の性格上、仕事が終わるのが遅い仕事をしているメンバーが多く、自分も遅めの帰宅だったので週一の青年部の座談会も夜10時からという感じだった。


その地区の部長の話では、池田氏に会えるのは結構、タイミングによるようで、その地区に来るとわかると理由も言わずに集合がかかるという。

昼間と言わずである。

それで行ってみると池田氏がお出ましになるというわけだ。

僕は一度も会ったことはないのだが、長男の博正氏には二度あっている。


話がそれたが、ある日、その地区のメンバーで料理店に勤めているメンバーが体験発表をした。

なんでも自分の勤める店に池田氏と側近が予約して食事をしに来たという。

若いメンバーなので直接料理を作るとか配膳をするとかはなかったそうだが、料理のコースのお品書きを記念にもらったそうだ。

その時にコースの料理に関して、面白い話を聞いた。

なんでも池田氏は重度の糖尿病でコースのメニューは別メニューだったそうだ。

記憶が定かではないがおそらく10年程度前の話だったと思う。


それから数年のち中国の理系の最高峰、清華大学の名誉博士号だかの授賞式があり、その謝辞のスピーチを最後に池田氏は表舞台から消えた。

噂では脳疾患による病床の悪化ということだが、重度の糖尿病は事実なのだから、十分あり得る話だと思った。



ikeda