一緒に食べることの難関 | I Will Never stop fighting

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海外生活15年。え?カッコいいなんて程遠いです摂食障害になったり、育児鬱になったり、夫婦関係悪くなったり、偏頭痛に苦しめられたり 経験を通してシェアしたい事を勝手に書いてます

今日は 摂食障害リカバリーで 「社交の場で食べる」事の難しさと、大切さについて自分の体験をシェアしたいと思っています。

まず話したいのは、RAVES と言うリカバリーの段階についてです。RAVESはブリスベンにある摂食障害クリニックが、数年に渡り研究し、患者のリカバリーの効果をもたらすという立証にもとずいて紹介されている構成です。


見えにくいかもしれませんが 段階になっています。

頻度 リカバリー初期は 1日6食 分けて 食べることの重要性....消化機能を再起動する、血糖値を安定にする。
適切さ 選択する栄養素のグループ分けとバランスを知ることで患者に食べられる範囲を助長する。
多様性「悪い」食べ物、「いい」食べ物 という観念をチャレンジする、すべての食べ物は公平であるという新しい観念をもつ、様々な食感や味を堪能する、食べ物への信頼を取り戻す。
社交の場で食べる 家族や友人との繋がりを深める、食事中の恐怖感から来る自身の迷いを妨げる効果がある、他人が作ったものに信頼をおく事が可能になる。
自由で自発的  インテュイティブイーティング(直感に従って食べる、ダイエットとは違うスタイル)を維持し継続する事が可能になる、社会性のスキルを持つ事が可能になる、体の本来の 満腹感や空腹感のシグナルを自信をもって信頼する事が可能になる。

前置きが長くなりましたが、 私は先日 とても仲良くしているママ友のおうちでお昼をいただき機会がありました。オーストラリアではなかなか食べれない、こし餡でこし餡サンドを作ってくれました。
友達の作ってくれた愛情のこもった食べ物.... 感謝の気持ちでゆっくり味わって食べました。 幸せな気持ちで一杯になって、「甘いもの食べたら太る」何て言ういつもの声は聞こえないほどでした。満足感が満たしてくれた心理的な効果もありました。その後一日、甘いものへの執着はなく、自信にも繋がりました。

また他の機会では、こどもとのピクニックを利用して、一人で食べるとつい食べすぎて過食嘔吐をしてしまう スナックを、公共の場に持っていって食べることを試しました。
すると効果絶大!! ゆっくりと時間をかけて食べる事ができ、自分の満腹感にちゃんと気づき事ができたのです。 ただ、残り物を家に持っていくと あとで食べたくなったとき危ない....ので、なるべく一食分のパッケージを選びのがよさそうです。

栄養士エミリーにこの話をすると自分の事の様に喜んでくれ、それが私の自信にも繋がりました。

今まで友人にランチに誘われても 断っていた私でしたが、友人がいることで 他人が作ったものを食べる恐怖心が 和らぎ、じぶんに自信もつくという いいことだらけの 効果があることに気づきました。

ただ、どうしても 怖い時は あらかじめ カフェやレストランのメニューを調べて どんなものなら食べれるのか予行練習をすることもたすかる、と他のリカバリー患者の方がコメントしているのも聞いたことがあります。

失敗談もあります。お祝いのご褒美で大好きなベトナム料理を食べに行き ちゃんと食べたのですが、少し我慢していたのでしょうか、残り物を家に持ち帰ったのはいいものの、帰宅した瞬間残り物で過食嘔吐をしてしまったことも。。

ただ、人と食べることが怖かった事が、今 私の 食べ物への信頼感を強化する手助けをしてくれるとは 想像もしていませんでした。

いつか 無邪気だった子供の頃のように、お腹すいたときに食べ、腹八分目で止めることが自然にできたらいいな~。。。

夢は膨らみます....