摂食障害、mental illness with CORONA | I Will Never stop fighting

I Will Never stop fighting

海外生活15年。え?カッコいいなんて程遠いです摂食障害になったり、育児鬱になったり、夫婦関係悪くなったり、偏頭痛に苦しめられたり 経験を通してシェアしたい事を勝手に書いてます

コロナでの日常や、生活習慣、人間関係の大きな変化がどう皆さんに影響しているのか わたしはとても興味があります。

コロナの自粛がオーストラリアでも厳しくなってから、オリエンタルラジオの中田さんのYouTube大学をよく見るようになりました。

中でも文学編「ペスト By カミュ」が、今のコロナの状況と、人生の根源的な不条理をそれに置きかえてみることもできれば、人間内部の悪徳や弱さを 登場人物を通して 考えることができ、Just in time!! で、コロナと自分とのスタンスをみつめるきっかけになり、とても興味深いエピソードでまとめられていました。

物語には、数人のメインキャラクターが登場し、中田さんは一人づつ解説をしていくのですが、その中の一人の「犯罪者」は、犯罪を犯した為に刑務所に行く定めだったのが、疫病のパニックで 警察も起動しなくなってしまったので 刑を免れ、引き続き犯罪を続け、シャットダウンの前に帰省しようとする人々に帰省を可能にするルートを紹介する仕事をしていました。
(前置きが長くなってしまいました....)
「なぜあなた自身はここから 逃げようとしないのですか?」 と他の登場人物に聞かれたときの犯罪人の答えが、まさにビビっときたのです。
「今までは 自分だけが、恐れを持って 日々生きていた。でも今 みんなが恐れを持って生きている中、自分は一人ではない。嬉しいんだよ。」(正確な引用ではありませんが)

「嬉しい」という気持ちは除きますが、この台詞の「恐れを持って生きているのは自分だけでない。」
という部分に自分のスタンスが 代弁されていることにきづきました....

「本当はこうしたいけれど、できない。」というフラストレーションや、「自分でコントロールできない境域がある」という不安や恐怖感、「常に頭のなかで不条理な声が囁き、負けないようにと必死になっている」状況。 この心境を抱えて生きて孤独に感じていたのですが、コロナの自粛や失業、ビジネスの閉鎖によって今多くの人が全く同じ心境であるとテレビやラジオで 放送しているのをみて、 「一人ではない」と安心感のような感覚に包まれたことを覚えています。更には、安心感で心が穏やかになって、柔軟な思考に変わっていったようにもおもいます。

「仕事を探さなきゃ!」が、「今は仕事は見つからないから、勉強をしよう」
「友達にはあえない」が 「家族と有意義にすごそう」
「家族の結婚式に参加できないし、帰国できない」が、「今できることを集中していこう」
 
今まで どう頑張っても 切り替えができなかった 思考の変化 が この機会に可能になったようにおもいます。

けれど、自粛中で外出が禁じられ、「食べ物をストックする」という習慣がもてはやされているため、普段よりも沢山の食料に囲まれ、 家に 閉じこまるということは、避けがたい試練で、摂食障害のリカバリーには逆の効果を出しています。

「これだけ蓄えていたらあと一週間は買い物をしなくていいだろう」 と、予測していたら、案の定、2日後に 買い出しに行く....という結末になります。

買い出しに行くことが過食に繋がるのだから、毎日必要なものだけを買うように変えてから、少し改善しました。それに付け加えて 「過食する前に 気分転換に1日30分は最低ウォーキングする」 事も心掛けるようにしています。

摂食障害、mental illness 患者にとって、日々の生活が乱さることは 病症を悪化させる大きな引きがねとなります。ただ、どうしてもそうせざるを得ない状況で、「自分式」の 対処法を、小さなことでも試しながら調整していく事。結果的に改善がみられなかったときは、そこで自分に 「よく頑張ったね。じゃつぎいってみよう!」 と、気持ちを切り替える事がとっても たいせつ!!! と思いました。

読んでくださった皆さん、くれぐれも健康に気を付けて、無理をされないよう、お過ごしください🌈