式水下流さんより勉誠社『広益体 妖怪普及史』をご恵贈賜りました。
現在考えられている妖怪像を形作る上で、実はとても重要な存在である「研究者」「紹介者」「創作者」を丹念に追った、今までになかった一冊です。
先に出た『列伝体 妖怪学前史』と併せて手元に置いておけば、現時点における妖怪成立のための隙間をきっちりと埋めてくれます。
ともすれば、かたく、難しくなりがちな専門書ですが、それぞれの執筆者が資料をふんだんに使って、楽しく、優しく解説してくれているので、妖怪のこと、妖怪に関わって行くことを、より楽しめるようになると思います。
特に、すでに妖怪好きなあなたにおすすめです。
『広益体 妖怪普及史』は7月19日発売です。
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