怪と幽vol.012をご恵贈賜りました。
今回の特集は鎌倉です。
オーソドックスといえばオーソドックスですが、今まで扱って来たテーマとタイミングを考えると、怪と幽らしくもあり。
鎌倉は、扱うなら今なんでしょうね。
表紙は一見タウンガイドっぽい雰囲気ですが、よくよく見ると「ちみも」がいます。
こんな小さな土地ながら、年間に訪れる観光客は京都よりも多い、都心からすぐの歴史と怨霊豊かな土地です。
小説家・澤田瞳子さんと米澤穂信さんの対談や吉田悠軌さんの怪談レポート、このタイミングで取り上げなければの「鎌倉殿」テーマの論考やガイド、そして鎌倉といえばの「鎌倉ものがたり」視点の町歩きなどなど、怪と幽ならではの鎌倉アプローチが楽しめます。
妖怪目線なら、妖怪旅おやじも鎌倉です。とにかくたくさんある妖怪スポットをしっかりガイドしてくれています。
第二特集は有栖川有栖さんの「濱地健三郎の事件簿」。
今号からスタートするシリーズ4冊目の新作にあわせ、有栖川さんご本人や、名だたる作家さんたちが、その作品世界について語っています。
豪華執筆陣の連載も絶好調。京極さんの「了巷説百物語」は鳥肌ものの展開ですよ♪
それにしても、どんどん分厚くなっていくこの雑誌。
広辞苑くらいの厚さになるのも時間の問題ですね😆