こういった怪奇系の本は、当時様々な出版社から多数出ていましたが、私は西洋より日本の妖怪好きだった上に、お小遣いにも限りがあったので、吸血鬼や悪魔にまで手を広げられませんでした。
同級生も妖怪本は沢山持っていましたが、吸血鬼本まで持っている友達はそんなにいませんでした。
そういった本は、古本でも数出ることがなく、大人になってから揃えようと思ったら、高額のプレミアがついてしまってました。
この本の書影を見たら、70年代から80年代に公開されたヴァンパイア映画にドキドキしたことなどを思い出しました。
そこで、我が社に眠るヴァンパイア関連のグッズを集めて来て、海外のヴァンパイア・スレイヤーグッズのようにカスタムしてみようと思います。
まずはこちらのピストル。
吸血鬼相手に弾丸は効きませんが、聖水の入った水鉄砲ならどうでしょう?
ヴァンパイア退治に似合う、レトロなデザインの水鉄砲って、最近はあまり見かけません。
これは昔の玩具で、西部劇スタイルのリボルバータイプです。
そのままでも味わい深いのですが、ボディに施された装飾が非常に繊細で、極めてリアルなので2丁ある一方を塗装してみました。
今回のカスタムは、あくまで玩具を資料として、玩具らしく補完することも目的なので、パーティングラインやボディの穴などはそのまま、本体自体はいじっていません。
ボディはマスキングして、ガンメタルを吹いた後、つや消し黒を梨地に吹きつけて、鉄っぽさを出してみました。
グリップ部分には繊細な木目模様がモールドされているので、マホガニーやレッドブラウンを吹いてウッド調に仕上げ、シルバーで着色したメダリオンを埋め込みました。
これだけのカスタマイズですが、随分雰囲気が出ました。
こうして生まれ変わったアンチヴァンパイア・ウォーターガン。
如何でしょう?
さて、次はどんな道具を引っ張って来ましょうか。