地域の妖怪について知り、自分達の暮らす町について知ってもらおうということで始まったもののけワークショップ。
毎年恒例の井の頭自然文化園に加え、先日の山梨県立大学、夏休みには鹿児島県でも開催される予定です。
もともと南千住の子供達に向けて考えられた地域の妖怪作りのワークショップが、少しずつ口コミで広がって、2015年の大地の芸術祭では新潟県十日町市の小学校でも実施されました。
様々な状況で試行錯誤しながら進んで来たワークショップでしたが、先月実施した山梨県立大学の学生の作品とアンケートを見返してみると、年齢問わず、地域の伝承や、目に見えない存在を形にすることへの興味関心が高いことが伝わってきました。
そこで、作品返却に合わせて、南千住で配布した「もののけ目がね」を彼らにもプレゼントすることにしました。
これはカードを切り抜いて作る物怪観光の秘密道具。
「妖怪は一生懸命努力して、無理矢理見る」という水木大先生の教えを形にしたものです。
色々なものを見つめようとしている今の学生さんに、このメガネを使って、見えないけれどもいる、新しい発見をしてもらえたらと思います。