マルチ商法には気を付けて
令和になる前の話です。
私の体験談ですが
高校卒業して20歳を過ぎたころ
高校の友人からあるお誘いを受けました。
どんな風に呼び出されたか忘れましたが
呼び出した相手は、クラスの室長でとても頼りがいのある友人でした。
友人といってもクラスメイトというだけの間柄で学校外で会ったことも連絡とったこともありませんでした。
ただ、そんな信頼のある相手だったので、
なんの疑いもなく彼女のもとに集まったのですが、
そこには同学年のお友達が数人。
どの子も名前すら怪しい顔見知りの間柄
まじめな学校だったのと、穏やかな人たちだったのでイジメのような雰囲気もなく
不思議なメンバーで集まったなと今でも印象に残っています。
そして、もうひとり、当時20歳の私たちより5歳上くらいのスーツ姿のお兄さんが一人いました。
その人だけ知らない人。
その人を中心になぜか勉強会が始まりました。
「ある媒体を売ってそれをたくさんの人に広めよう」「副業をして稼ごう」という勉強会でした。
大体の人はここで気づきましたよね。
そうです。
マルチ商法にひっかかったのです。
2~3日くらい仕事帰りの1時間くらい勉強会参加してました。
未熟な私はここでは気づかず、
一緒に勉強会に参加したお友達も相談するほどの仲ではないからなにも相談せず
数日後、そのまま大きなレンタル会議場みたいなところにみんな集まりました。
その会場には、私たち以外の老若男女がいました。
同じように説明を受けて
そこでまあまあ大きい金額を払って、すすめられたある媒体を購入してしまいました。
購入した翌日以降にこわくなり、
親にも内緒で自分だけでクーリングオフをしてなんとか縁を断ち切ることができました。
商品自体はあるのでねずみ講とはちょっと違うのかな…?
媒体そのものはちゃんと実用性のあるものではありました。
あれから約10年たっていますが、どこにも見かけたことがない。
普及するほどの価値もない代物だったのですね。
今考えると無知の自分が恥ずかしい。
「マルチ商法」など経験しないほうがいいですが、
世の中には世間知らずをカモにしている人がたくさんいます。
親世代の方々もいたのがなかなか興味深かったです。
おかげさまで「クーリングオフ」というめんどくさいことも覚えれたことはいい勉強代になりました。
社会人なりたて、20歳過ぎ(今は18過ぎ??)ると魔の手が伸びてきます。
社会人にもなって帰りの遅い我が子を心配する親を過保護に思っていたこともありましたが
今はいたいほど母親の気持ちがわかります。