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但馬和田山の竹田城と申さば、近年では日本のマチュピチュなどと巷で噂されておる名城じゃよ。
名城とは申しても残っておるのは城郭と石垣のみで、塀や楼閣や天守閣などは全く見当たりませぬ。
秋になると城山は一面の紅葉に染められ、これもまた見事な絶景で来訪者を楽しませてくれまする♪
竹田城はまたその美しい雲海の景色でも有名で、条件さえ揃えば夕陽に輝く雲海も観られまするぞ♪
竹田城の正確な姿は今となっては想像するのみじゃが、石垣や礎石等から様々な建造物が建っておった事は素人でも容易に想像出来まするのう。
歴史的に戦乱期じゃったからにはおそらく華美な装飾は施さぬじゃろうし、野戦に於いて月灯りでも浮かび上がる白壁は避け黒一色だったのじゃろう。
竹田城は以前戦国物の映画の「天と地と」のロケで使われ、その時だけ石垣の上に建物が現れた時には地元の方々も喜ばれた事じゃろうなぁ(^o^)/
天と地とでは竹田城は上杉謙信公の居城春日山城として使われ、大勢のエキストラで和田山の街もこの時は盛り上がった事じゃろうなぁ、見とうござった！
初代城主は山名氏の臣下の太田垣光景じゃが、この頃の城はおそらく土塁と曲輪に簡素な木柵と兵舎がござったくらいで、今に残る石垣を築いたのは赤松広秀と申す豊臣家子飼いの武将だったようじゃ♪