「すみません、風邪の薬ほしいんですが」
「どんな症状で?」
「頭痛なんです」
「熱は?」
「一応あります」
「喉は?」
「いえ、喉はマシです」
「他は?」
「あと、鼻ですね」
「なるほど。手を貸して」
俺の手首を掴む。
「うーん。熱があるね。じゃ熱の薬にしますね」
おい。鼻と頭痛は?
「おいくらですか?」
「2000円でいいです」
値札をみると2000円。
なぜ値下げしてるみたいな言い回しなんだぜ?
包装しながら薬局のおじさんこう言った。
「今は大事な時期なんだから、早く治さないと」
おまい俺の何を知ってるんだよ。