今の人は何故月が満ち欠けするか、何故干満が発生するか小学校で習うか如何か不明だが、(我々は習った)それなりの理屈は分かっているが、縄文時代、一万数千年間、の人々は、多分、何故かは知らなかったかも知れないが、その関係は勿論知っていただろう。

 

日本列島に数万年前に渡ってきた人々、原日本人、も多分知っていた、季節風も潮流についても、今のような感じでは知らなかっただろうが、当然知っていただろう。

 

日本に何時から通貨が有ったかは知らないが、漫画だと、デッカイ円盤状の石の真ん中に穴が開いている通貨が有ったりするが、多分そんな事は無く、オリエント、ギリシャ、ローマ、インドや支那などで必要があって生まれた通貨がだんだん東進して日本列島に来たのだろうけれど。

 

通貨は無くとも当然交易は有った。

日本では、サヌカイトで作った打製石器・磨製石器が日本のいたるところで発見されるが、産地は確か四国と紀伊半島に有るだけだから、交易で流通したのだろう。日本銀行もトラック便が無くとも、産地の石器製作人は極近接の人々と物々交換して、それが順繰り伝わって行って、遍く流通したのだろう。

 

約5千年前のアルプスのアイスマンは、色んな道具を持っていたが、全部自分で作る必要は無く、いくつかは分業で近隣と交換したものだって有るに違いない。

 

自分が今住んでいる町には、市内に幾つか弥生・縄文時代の遺跡を含め、発掘した所にその遺跡の案内板が立っていて、散歩の時には、時たま、立ち止まって再確認する。

自分は、この町近辺で生まれ育ったわけではなく、数百キロ遠い町出身なのだが、キット、ご先祖様同士は、何人~何百人と介してだろうが、交易があったに違いない、と思う時がある。

縄文土器にしろ、矢じりにしろ、色々な道具類は、運ばれた形跡がある。

 

 

念の為、申し上げれば、古代人と言えば、「北京原人」とか思いだす人も居るだろうけれ、この北京原人は70万年前位前の人類で、われわれの直接の先祖ではない。

現代人の直接の祖先である、ホモ・サピエンスはアフリカで20万年位前に共通の祖先から分岐して、多分第一陣は6万年くらい前にアフリカから出て、世界各地に広がったらしいが、今はDNA解析が進んで、新たなる知見も出て来た。今はホモ・サピエンス・サピエンスと呼ばれてて、アフリカを出たヒトの子孫である、他は滅びた。

石器・土器時代人は、勿論ホモ・サピエンスで脳ミソの容量・見てくれは、現代人とホボ変わらない。肌の色、その他大きな違いのように見えるが、白人~黒人~アジア人と言うか、全ての現在のヒトは1種である。

 

本件の主題とは関係ないが、進化の繁殖戦略で動物でも子殺しは結構あるが、ヒトは各種理由を付けて世界中で広範に殺し合いをしている👹

それで滅びるかも知れないが、過去の5回の大絶滅に鑑みれば、多分火山、隕石など、地球の事情で滅びそうだが、キットその時に人類が未だ生きていたら、相変わらず、殺し合いをしていると思う(笑い)