ヒトの共通の祖先から千数百万年前に前後してオランウータンとゴリラが袂を割って独自に進化し始めた。

今から五・六百万年前にチンパンジーとボノボが共通の祖先から分かれて進化し始めた。

今から二百万年位前にヒトは火を使うようになった。それで肉類は加熱して食べるようになり消化吸収効率が良くなった。

それより遥か以前より適当な群れで暮らしていたが、ヒトは男女が他の類人猿と違って、通常は男女が協力して固定して繁殖をするようになった…らしい。

 

調査によると、多種多様な環境に居る世界中の殆どの民族は、その環境に関わらず、男は狩猟・漁撈を好み、体が大きく、女は採集を好み、体がやや小さい。

狩猟は獲物を得る確率は低いが、成功すれば、栄養的にはまさる事が多く、採集は確実性が高いが、栄養価は相対的に低い。

それで子供が出来れば、女はより長い時間子供の世話をする。乳も出る。男も少し助力はするが、狩猟期間は、住居から離れていることが多いので相対的に極めて短時間となる。因みに殆どの哺乳類のオスは子育てに余り濃密には関与していない。

 

分業の成立である。それを多分、数百万年継続してきた。人が文明らしきものを発展させたのは、多分数万年前、今風の文明、国家を作ったり、戦争をしたり、色んなモノを発明したり…に近づいたのはせいぜい数千年前から。

進化で獲得した、それぞれの特徴を考慮しないで、同一と見做して同一に取り扱う、って、多分、『人間性』を軽く見過ぎているから、長期的には如何なのか、新たなる進化なのか。

共産主義者が、教育によってヒトも「パブロフの犬」に出来ると考えたのだろうけれど、ヒトは「真っ白で」生まれる訳ではなく、出来る範囲が制限されて生まれて来て、本能で出来る事は出来るように成るが、逆は真ならず、らしい。

 

それに、

 

芸術とかスポーツとか新しい機械の考案とか、遣りたがっている人が熱心に遣って、成果が出たら交換して相互に利益が出る、って事は良く有る事だろうに、それが男女とか個人とか地域的に分業したり、貿易したりするから、文明が発生して、豊かな生活がより多くの人に行き渡って来たのに、そう言う事も認めずに、支那の様な下放をして人民を塗炭の苦しみに追いやっては、宜しくないでしょう。

雀には雀の得意が有るだろうに、少しばかり米作の害になるからと言って、大量に殺して、生態系が壊れて大不作に成り数百万どころか数千万人が餓死したとも言われる事を、忘れちゃったのかしらww

 

男女の特徴を考慮して公平に、平等でも良いが、遣りたいと言うのは、気持ちとしては大賛成だけれど…物理的に、各種議員の数、大会社の役員の数などを均等割にするのは…議員は良いかも知れないけれどww、会社は止めた方が良いかも、潰れたら路頭に迷う人が多くなるしw…

 

越後屋が、それを遣るなら軍隊と警察・消防が最初だろう~但し、殆ど男の将兵しかいない国の軍隊と戦争して負けて、奴隷に成ったら、より酷い目に遭うのは、女だって覚悟は有るのか?って笑って言っていたww

 

「~~である」を無視して「~~であるべきだ」と言ったって、出来ない事は多い。少し詳細に記述すれば、差別・誹謗中傷に取られそうなので例示は割愛。

出来る得意な事で分業すればよい事を、天与の能力に関わらず、平等に遣るべきだ、って如何かしている。怪しい優勢思想に捻じれて繋がっている感じも有る。