剣道:

お下品に言えば…もし剣道に『残心』が無ければ、血の気の多い奴が、単に棒きれで叩き合いを遣っているだけ。

幸い(⁉)、剣道には類似した競技が国内外に広範に有ったからか、それ以外の理由からかは不分明だが、余り国際化しなかったからだろうが、今でも稽古、競技会が伝統的様式を高い水準で守られながら行われている風だ。段級審査では、高位になるほど、「総合性」が重要で合格するのは難しい。誠に良い事だ。

 

 

柔道:

類似の格闘競技は世界中にある様なのに、広く世界に受け入れられて、世界大会が早いうちから開かれるようになった。そんな中で誠にお気の毒では有るが、『世界標準化』とか言う戯言の副作用に少し無頓着で、結果として『伝統』を蔑ろにしてしまった感が有る「ジュウドウ」は、失礼を承知で言えば、商業的で勝敗だけを決める詰まらん格闘技に成り下がって、見ていて面白くない。

とは言うモノの、流行って入るので関係者が望まないなら、乃至は、現状で良いと言う事であれば、それは尊重するが。

世界化する前の様に、見ていて面白く感動する「柔道」にすることは出来ると思う。

柔道着は白:青の今の様でも構わないが、「優勢勝ち」を止め、「一本勝ち」にし、礼を大切にし、最も肝心な「残心」は勿論、相手への尊敬・いたわり・共感などを指導して復活させればよい。

 

主導するのは、全日本柔道連盟ではなく、本来の「講道館」で、それこそ「初心」で取り組む、半世紀も有れば、復活するであろう。それに反対する者が有ったら、袂を分かつぐらいの覚悟は必要だろう、それに基づいて、座学も行い、稽古、「柔道大会」を開けば、今より面白く、若年者も含めて柔道人口も増えるだろう。「マニュアル」万能で、数値化に馴染まない精神・所作を見るのは、不公平だとか言う人々は「ジュウドウ大会」を開いてもらえばよい(笑い)