プブリウス・コルネリウス・スキピオ・アフリカヌスと言っても直ぐには思い出さない人が多いだろうが、要するに紀元前2世紀ごろのローマのスキピオ:第二ポエニ戦争で古代最高の武将の一人のカルタゴのハンニバルと戦って勝利。大ローマ発展期の名将の一人。

 

ローマ共和制の名将の多くがそうであったように、本国ローマに凱旋して、嫉妬と非難の対象になって、引退に追い込まれた。

 

 

一方

 

 

スガ・ヨシヒデは、職務に有る事、最長の官房長官から首相に。官房長官時代から前例のない事を果敢に実施し、特にコロナパンデミックに対して迅速に手を打って押さえながら、経済も失速しないようにして、短期間で有ったが、首相としても鬼神の如く国家の為に活躍、功績を残したが…

 

金持ちの『貴族出身』でも無いし、イケメンでも無いのに(笑い)、スキピオが元老院からも軍団の将軍から妬まれ非難された様に、スガ・ヨシヒデは与党のみならず、野党からも妬まれ非難され、任期果て次の総裁選挙では、立候補しなかった。

 

彼は無派閥で晩成型であり、偏らない広い見識から出来る最善を社稷の為ならばその身を顧みず行う政治家として、今後別の意味で復権・復活するのを願っている。

 

又一方

 

『貴族出身』の大富豪で、「人気」で総選挙に圧勝して、首相迄務めたが、実は父祖とも期待とも全く違っていて、自己評価ばっかり高く「暗愚」であるハトヤマは「暗愚」故に未だに自覚なく、国益・国家の体面を大きく棄損して居る。

 

 

嫉妬やそれを隠蔽して我が身の栄達を狙う人々は、有らぬ非難をして、名望を求めず国家に脳幹を捧げている人を貶めるのは洋の東西を問わず、時代を問わず、変わらぬ人類の大きな欠点。

 

回避の方法は幾つか有るが、現代「民主主義」では出来無いのが残念である。

有りもしない完璧を求めてはならない。