新聞の伝言板~通信欄?よく覚えていないが、30年以上前に新聞は全部やめたので、今も有るかは不明だが。

 

安価な費用で家出人その他に呼び掛けるもの、死亡欄も有って葬儀の日程なども載っていた。その当時も新聞は、報道の名を借りた欠くヨタ記事が多かったが、今のよな「機関紙」モドキと似たり寄ったりながら、芸能週刊誌と大差なし。

 

主題から逸れた。

 

小中学生の頃、週刊少年漫画その他を、自由に買えた訳では無いので、毎日来る新聞はちょっとした読み物で、よく読んでいた。

田舎に住んで居たので、地方欄+伝言板が、それなりに身近で分かり易く贔屓だった。

 

偶に、「○○、ハハキトク、スグカエレ」見たいな伝言版に有った。その時に、偶々来ていた近所の従兄、自分より一回り以上年上。色々物知りで、今で言えば、「目からウロコ」の人だったが…

 

 

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「チチキトク…」は駄目だ、話が益々混乱する。「ハハ」が良い。それも、本当のも有るが、多分、半分ぐらいは嘘。

暫く全然意味を理解できなかったが、一種の詐術で、要するに家出した息子、時には娘を呼び戻すために、適当な時期に、親心+キッカケを与える為、と言う事であった。

社会状況・通信状況を含めて時代が違うから、簡単に比較は出来ないが、或る意味、昔の知恵。今も生きる事は大変だが、昔は今より大変と言う事でも無いが、選択肢はかなり狭かったかも知れない。諸問題の原因は、貧困~心身共に、どっちがどっちと言う事も無い、人それぞれ。

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今、ラジオやテレビで「人生相談」と表題を上げているのは少ない気がするが、数十年前は、結構な流行りだった。「自分と向き合って」~「現実を受け止めて」、そんな事が出来るなら、家出なんかしない。そんな事をしたって負けて事態は悪化。適当に現実と願望の折合いを付けて生きる知恵・諦めが肝心。

 

 

鳥は飛ぶ、人は生きる。