きみがいらなくなった夜。 | 【セイナマニア】

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きみを分解してみたいんだ、


そんな夜がくるのだろうか。

と、云いながら
きっとそんな夜は気づかないうちに終わってしまったんだろう。


ふと思うことが、あって。

あたしは何度も何度も素敵な夢をきみと見てきたのに
それを記録に残そうと思わないのです。
写真をとったり、物をのこしたり、したいとは思わない。

いままでそれがとても寂しいことだと思っていた。
けど、この前なにかで見たのです。
「記憶に残したいと本当に思う人は、物に残さない。」
忘れたくないから、なんだってさ。

それを見て、少しだけ安心した。
だってこんなに愛しいと思う気持ちが、嘘なはずないから。
それとも、あたしという存在自体が嘘なのか。
どちらかだけだ。


たとえば毎朝、毎日、いや、一瞬たりとも
欠かさずきみにメールを送ってみたい。
けど、しない。
面倒くさいからじゃない。
気を遣っているわけでもない。

したい、と思うことばかりするのは
愛したい、じゃないから。
したい、は綺麗に使いたいと思うから。


誰かがあたしのことを冷めてるという。
冷めてなんかないよ、むしろ醒めてんだよ。って云ってやりたい。
あたしの何がわかるんだよ、とも云ってやりたいけど
そもそもあたしのことなんかこれっぽっちもわかってないんだろうし
あたしもきみのことなんかこれっぽっちもわからないから
その上でのその言葉なら、いっそ可愛らしく思えて。ま、いいか。ってなる。


大前提に、あたしは病んでるわけじゃないし悩んでるわけじゃないです。
こういうことをつらつら云える人間は大体精神強いから。
虚言は吐くけど、虚勢は張らないから安心してね。


なんかもっと書きたいことがあったんだけれど、忘れてしまった。
ってことは大したことじゃないんだろうな。
なんせ、ブログ書きたいって思ったんです。

なんでもないような、めんどくさいこと。


神様は人間に「神なんかいない」って思うように創っているからすごいと思う。
反対に「神はいる」とか云うやつは神を履き違えてると思う。
神はいるから。ほら、あたしみたいなやつ。ぽんこつなやつね。

善き人間でいたいとは思わない。良い出来でいたいとも思わない。
薄汚れた惑星になりたい。お前の周りにはいたくないんだよって小惑星に小言いわれるくらいの。


とりとめないね。
とりとめなく、ね。
なんか云いたくなる夜なんだよ。

もう朝だけど。


ねむらない街にいたい。ねむれないから。
ねむってしまったら、もう目が覚めない気がして。


今日も心に穴が開いたまま。
埋まらないんじゃないからいいんです。
あけとくくらいが、いいんだから。