駒澤大学陸上競技部のテーマは毎年「原点と○○」と掲げられています
自分の学生時代は
1年 原点と挑戦
2年 原点と夢
3年 原点と心
4年 原点と魂
でした
どのテーマも好きですが、やはり4年生のときの「原点と魂」が一番思いいれが深いです
卒業した今でも、初心を忘れず、魂を込めてお仕事に人生に向き合う気持ちで日々生きています
人生って、箱根駅伝で例えるならば、権太坂や遊行寺坂のような急勾配もあったり、第77回大会や第89回大会のような強烈な向かい風が吹き荒れるときだってあると思いますが、そんなときは「原点と魂」を思い出して前に進みます
どんな急勾配な坂でもどんな向かい風でも前に進む、そんな心の持ち方を駒大では特に学んだ気がします
陸上競技の専門的なことよりも精神的なことの方が記憶に残っています(笑)
今日は自分にとって「原点」を感じる活動へ
午前中に都内の高齢者施設でアスレチックミュージックセラピー&ものまね体操
午後から川崎市内の知的障がい者通所施設でものまねショー
に伺ってきました
高齢者施設では、4人くらいのおばあちゃんから
「あなた年いくつ?」
「独身?」
「彼女いるの?」
と立て続けに質問されました
皆さん80歳代、90歳代、なかには100歳近い方もいらっしゃるのにお元気ですね
ある認知症のおばあちゃんは同じことを何度も質問されまして「あなた独身?」って同じ方に5回くらい聞かれました
「はい、独身ですよ~」ってその都度お答えしますが、何度も言うとだんだん寂しくなってきますね(笑)
おじいちゃんたちには、もちろんそういった質問は何も聞かれません
そりゃあ、興味ないですよね(笑)
さて、今から9年前・・・
前職である知的障がい者施設の生活支援員をしていたころ、音楽の得意な自閉症やダウン症の方たちとバンドを組んで施設や保育園に訪問演奏していたことが今の活動の原点です
お仕事の前はいつも3秒から5秒くらい目を閉じて、瞳をとじて、当時のことを当時のメンバーの顔を思い出し、気持ちを入れて心を入れて魂入れてからお仕事にのぞみます
純粋に走るのが好きで楽しく陸上に没頭していた中学、高校時代
厳しさ、挫折、苦しさ、優しさ、思いやり、気配りなどたくさん学ばせていただき貴重な経験をさせていただいた駒澤大学時代
エンターテインメントの道を志すきっかけとなった福祉施設職員時代
今の自分があるのも、こうして生きている、いえ、生かされているのも周りにいる皆様のおかげです
常に初心を忘れずにお世話になったたくさんの方に感謝の心を込めて、これからも日々精進いたします
皆さんにとっての原点って何ですか
M高史