第90回東京箱根間往復大学駅伝競走!!


箱根駅伝特集!!


今日ご紹介させていただくのは・・・


9区23.2km(戸塚~鶴見)


復路のエース区間。前半は下り基調。権太坂の起伏を過ぎるとほぼ平坦なコースです。

ちなみに9区で区間賞を2回走った先輩の話によると、この9区は前半余裕を持って入り後半上げていく走りよりも、最初からある程度突っ込んでいってそのまま押し切った方がタイムが良いって聞きました!


過去に区間賞を獲得している選手はたしかに前半からガンガンいってさらに後半も粘っているイメージがあります。。。

(まぁ、どの区間もそうかもしれませんが・・・笑)

特に9区はエース級が配置されて前半下っているから、そういう印象が残るのかなぁと思います。



というわけで、今日も過去の箱根駅伝9区で個人的にインパクトのあったシーンを勝手にランキング♪

ベスト3を発表させていただきます(・∀・)

※(  )内は当時の大学と学年です



☆第3位☆

第79回大会 島村清孝選手(駒澤大学4年)区間賞 1時間09分02秒


先頭の清家健選手(山梨学院大学4年)と58秒差の2位で襷を受けたキャプテン島村選手。

スタート前の談話では「力は同じくらい。気持ちの勝負」とおっしゃってスタートされました。

小雪の舞う中の逆転劇!特に逆転してから一気に差をつけ、駒大は総合優勝(二連覇)を果たしました!




☆第2位☆

第82回大会 山下拓郎選手(亜細亜大学3年)区間賞 1時間09分30秒


8区で順天堂大学がまさかのブレーキで首位交代。先頭を走る平野護選手(駒澤大学2年)を1分12秒差で山下選手が追走。

このとき、自分はちょうど運営管理車に乗っていて、山下選手と長門俊介選手(順天堂大学3年)がせまってきてどんどん姿が大きくなってくるのを車から見ていてハラハラしていました!

実際、沿道にいる部員から伝えられる差がどんどん詰まってきていました。

そして長門選手を振り切った山下選手が平野選手に追いつき並走!

平野選手も粘りましたが、ラスト2kmで山下選手がスパートし40秒差で10区へ!

この年、亜細亜大学が初優勝を果たしました!




☆第1位☆

第77回大会 キャプテン対決


9区の中でも語り継がれる伝説の名勝負!!

先頭で襷を受けた高橋謙介選手(順天堂大学4年)。これまで駅伝やロードレースでも実績があり、エースでキャプテン。満を持して9区に登場!

28秒差の2位で高橋正仁選手(駒澤大学3年)。前年の箱根では10区アンカーで優勝のゴールテープを切っているものの、実績では高橋謙介選手の方が上と誰もが思っていた展開でした。

ところが3年生キャプテンの高橋正仁選手が前半から猛追!

最初の1kmを2分35秒という超ハイペースで入り、ついに7km過ぎに追いつきました!

高橋謙介選手も大きく振り返り「え?」という焦りの表情をしましたが、その後は14kmにわたって並走。

何度も高橋謙介選手が揺さぶりをかけますが、高橋正仁選手も対応。

22km過ぎに高橋正仁選手がスパートしついに決着!17秒差をつけて10区に中継!

ところが10区では順天堂学が再逆転し、総合優勝と学生駅伝三冠を達成しました!!!

箱根駅伝史上でも屈指のデットヒートでしたね!!!!!




というわけで、今日は復路のエース区間の9区を特集させていただきました(・∀・)


明日はいよいよアンカー10区です!!!