午後練
W-up
3000m+2000m+1000m
C-down
<走行距離12㎞>
今日は大学の先輩で西田隆維さんと練習ご一緒しました!!
西田さんは箱根駅伝で区間賞&区間新、世界陸上マラソン9位、現在は俳優としてご活躍で先日のオールスター感謝祭・赤坂五丁目ミニマラソンも走られていました☆
そんな母校の大先輩・西田さんと代々木公園陸上競技場(通称:織田フィールド)でトラック練習でした。
3000mのあとは800mJogでつなぎ、2000mやって600mJogでつなぎ、最後は1000mで締めました。
西田さんが走りやすいペースで引っ張って下さった上に、フォームのチェックまでして下さり、とても充実した練習になりました!!
西田さん、ありがとうございました(-^□^-)
練習後の1コマです☆さすが、役者さんなので決め顔バッチリですね♪♪
さて、陸上人物辞典・第2回は母校の大先輩、西田隆維さんをご紹介させていただきます!!
※かなりの長文になりますので、できればパソコンからご覧いただくことをオススメ致します。
※タイムや順位などご紹介する関係で数学の授業並みに数字がたくさんでてきますが、ご了承ください。
『陸上人物辞典』
西田隆維
(にしだりゅうい)※本名は(にしだたかゆき)
昭和52年4月26日生まれ。栃木県足利市出身。
佐野日大高校→駒澤大学→ヱスビー食品→JALグランドサービス
→現在は俳優として活躍。
自己ベスト
5000m 13分57秒30
10000m 28分40秒00
ハーフマラソン 1時間02分34秒
30km 1時間30分09秒
マラソン 2時間08分45秒
●「デビュー戦は競歩?!」
~佐野日大高校時代~
西田さんの高校時代の実績というと
全国高校駅伝では2年生で1区27位(31分06秒)、3年生で1区36位(31分17秒)。
3年生のときインターハイ5000mに出場。
が知られていますが・・・
実は高校時代のデビュー戦は競歩だったそうです!!
高校入学して脚を故障していた西田さんは学校までの約10㎞を歩いて通学されていたそうです。
そんな姿勢を高校の監督が評価し「競歩でも出てみるか?」と言われいきなり出場。学年別大会の競歩に出場しいきなり入賞されたそうです!!
やがて、故障が癒えて、貧血と闘いながらも全国高校駅伝やインターハイに出場されました。
ですが、当時の高校陸上界は西脇工業が2時間3分台の高校最高をマークしたり、仙台育英の留学生が旋風を起こしたりという時代で西田さんは全国的には無名の選手だったそうです。
歩くことの大切さを知った西田さんはその後も独自の理論を展開されウォーキングの動きをランニングにつなげる理論は現在でも活用されているそうです。
●「駅伝で大活躍」
~駒澤大学時代~
西田さんの名前が一躍全国区に知られるようになったのが、駒澤大学での活躍でした。
現在も駒澤大学陸上競技部で監督をされている大八木弘明監督がまだコーチだった頃、就任2年目に西田さんは入学されました。情熱的なご指導で有名な大八木監督ですが、当時からすさまじかったそうです。。。笑
名将・大八木監督(当時はコーチ)の元で才能を開花されました!!
主な実績です。
(駅伝の区間順位・記録の右隣はチーム順位です)
・1年
全日本大学駅伝 5区7位(35分53秒)・8位
箱根駅伝 3区11位(1時間12分01秒)・総合6位(往路9位・復路優勝)
・2年
出雲駅伝 1区6位(17分25秒)・優勝
全日本大学駅伝 3区6位(28分20秒)・4位
箱根駅伝 1区7位(1時間03分43秒)・総合2位(往路2位・復路2位)
関東インカレ ハーフマラソン2位
・3年
全日本大学駅伝 1区2位(43分47秒)・優勝
箱根駅伝 1区3位(1時間04分04秒)・総合2位(往路優勝・復路5位)
熊日30km 1時間30分09秒(学生新)
日本学生マラソン選手権2位 2時間17分43秒
・4年
出雲駅伝 5区区間賞(21分20秒)・3位
全日本大学駅伝 2区4位(38分57秒)・優勝
箱根駅伝 9区区間賞&区間新(1時間09分00秒)・総合優勝(往路優勝・復路優勝)
ユニバーシアード ハーフマラソン銀メダル
びわ湖毎日マラソン 2時間13分46秒
上記のほかにもトラックやロードレースで数多くの活躍をされました!
が、色々エピソードを教えていただきました♪
実は西田さん、上り坂が苦手だったそうで、下級生の頃に招待で出場した岩手山登山マラソン(現在の岩手山焼走りマラソン)という10kmの上り一辺倒のロードレースで一般参加の市民ランナーの方に負けたこともあるそうです。それが、駒大での厳しいトレーニングを積んでユニバーシアード代表となり世界の舞台で銀メダルを獲得されました。
また、夏合宿では4年間のうちにAチームで距離走をこなせたのは2回だけだったそうです!駒大の夏合宿は3週間やりますし距離走も何本もやります。あとはBチームでやったり、ときにはCチームでやったりしたそうです。
しかし、西田さんが感じていたのは「余裕を持って練習をこなすこと」だったそうです。夏合宿で目一杯やり過ぎて疲れきってしまうと秋からの駅伝シーズンで結果を残せないと考えられてたそうです。
そうして、夏合宿で基礎をじっくり固めて、故障や体調不良もなく秋から冬の駅伝シーズンで活躍されたのでした。
3年生のときには熊日30kmで1時間30分09秒の当時の学生最高をマークされました。駒大では3年生で30kmを1時間30分台で走れたら、4年でマラソンに挑戦できる伝統があります。
ちなみに西田さんの1年先輩の藤田敦史さんは3年生で30km学生最高を出し、4年生でマラソン学生最高を樹立。世界選手権にも出場し6位入賞、その後はマラソンで日本最高(現在は歴代2位)を樹立され、現在も現役で活躍されています。
最近では・・・といっても少し前になりますが、堺晃一選手(現・富士通)が3年生で30kmに挑戦し1時間30分台をマーク、4年でびわ湖毎日マラソンに出場したことがあります。
西田さんは4年生の箱根駅伝が終わって3月のびわ湖毎日マラソンではシドニーオリンピックの選考会で30kmまで先頭集団につき後半遅れたものの2時間13分46秒でフィニッシュしました。
●「マラソンで世界へ」
~実業団時代~
駒大卒業後はマラソンの名門・ヱスビー食品陸上競技部へ。
ヱスビー食品陸上競技部といえば当時は瀬古利彦さんが監督をされていました。
2001年の別府大分毎日マラソンでは2時間08分45秒で優勝。世界陸上マラソン代表選出。
その年カナダ・エドモントンで開催された世界陸上のマラソンで9位(2時間17分24秒)。
その後はアキレス腱の故障との闘いが待っていたそうです。。。
アキレス腱については個人的にも色々ご相談させていただいております。
西田さんの名言がこちらです。。。
「彼女とケンカしても、アキレス腱とはケンカしたくなかった」
その後、JALグランドサービス陸上競技部へ移籍し、2009年2月の別大マラソンを最後に現役引退されました。
●「新たな挑戦」
~俳優への道、現在、そしてこれから~
引退後は俳優・タレントとして活躍されています。(現在の所属事務所はオランジュジュポン)
演劇・舞台の出演、ランニングイベントやゲストランナーの出演、マラソン・駅伝中継の解説など幅広く活動されています。また、ご自身でも市民ランナーの方のご指導をされています。
TBS・オールスター感謝祭では赤坂五丁目ミニマラソンにも出場されています。
なんと、今年はフルマラソンも走られる予定とのことですよ!!(最新情報です♪)
多忙なスケジュールで、明日もお台場ビューティーランニングフェスティバル2012というイベントに出演されるそうで優木まおみさんとご一緒されるそうです!!
さて、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました(‐^▽^‐)
気合い入れて書かせていただきました☆笑
西田隆維さんです!!!
趣味は散歩で、5~6時間も平気で歩かれるそうですよ( ゚ ▽ ゚ ;)
高校時代の競歩デビューが今でも活かされているとおっしゃってました☆
西田さんのブログをご紹介させていただきます♪
http://profile.ameba.jp/takabon1/
今日は西田さんと練習ご一緒できて脚にも肺にも刺激入りましたが、それ以上に心に刺激が入りました!!!
自分も先輩のご活躍に負けないように日々精進していきたいと思います!!
西田さん、本日はありがとうございました!!
また練習ご一緒させて下さい♪
宜しくお願い致します(^∇^)