マンガ好きの部屋 -692ページ目

スラムダンク

スラムダンク (ジャンプコミックス) 井上 雄彦

Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)/井上 雄彦
¥980
Amazon.co.jp


[内容(Wikipediaより引用)]

中学3年間で50人もの女性にフラれた高校1年の不良少年・桜木花道は背の高さと身体能力からバスケットボール部の主将の妹、赤木晴子にバスケット部への入部を薦められる。彼女に一目惚れした「初心者」花道は彼女目当てに入部するも、練習・試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚めていき、才能を開花させながら、全国制覇を目指していく。


[感想]

もはや説明不要、バスケマンガの金字塔。


いまさらの感がありますが、スラムダンクです。説明不要とか言いつつ紹介するんですけどね。


連載開始当時、バスケットボールというスポーツはまだ一般的ではなかったと記憶しています。そのバスケットボールの人気を一気に押し上げたのは、スラムダンクだといって過言ではない。


何しろ、当時バスケット部員がめちゃくちゃ増えましたから!!!


連載しはじめた頃に、私はちょうど中学入学の時期でしたが、皆こぞってバスケ部に入部してました。サッカー、野球と並ぶ人気に。そういった意味でもスラムダンクのバスケ人気への貢献度は非常に高かった。


さて、作品の内容ですが、最初の印象は不良+スポーツ。当時のジャンプは「ろくでなしブルース」などが結構人気がありました。あれは不良+ボクシングですよね。ということで不良が喧嘩しつつ、スポーツに打ち込むといったタイプの作品かな、と思いました。実際、三井さん加入のあたりは”不良分”が満載。水戸や他3人(笑)が活躍しましたよね。しかし、それ以降圧倒的に”バスケ分”で構成されていきました。勝手な想像ですが、当初バスケというマイナースポーツを題材にするために、不良分で掴みを狙いながら、井上雄彦氏の”バスケが描きたい”という想いが上回っていったんではなかろうか。それを表したようなシーンがこちら。山王戦の終盤。


「・・・かつての花道なら 絶対 殴ってるよ」「試合なんか関係なしに」「あいつ・・・ 大人になったな」


「いや・・・  そうじゃねえ・・・」


「バスケット選手になっちまったのさ・・・」


いや~、水戸はバスケには全然絡んでないけどカッコいいね。このセリフ最高!!!



スラムダンクのバスケ描写についてですが、花道の役割としてリバウンドを持ってきたところは凄いですね。

普通、バスケマンガの見せ場は、”ダンク”、”ペネトレイト”、”ノールックパス”あたり。あとは”3ポイントシュート”ですけど、どちらかというとサブキャラの役割かな。主役が3ポイント主体なのって”あひるの空”くらいじゃないかな。リバウンドの魅せどころって、ジャンプでボールとることより、ポジション取りでその重要性を作中でしっかり説明してるあたりがすごく良い。(花道はジャンプ力で魅せてる部分も多いですけど)

それから、地味な練習のシーンもいいね。まあ正直湘北のレギュラー以外の実力からみてとれる練習量は、全国にいくレベルではない気もしますが、こういった地味な部分が大事なんだって思います。

山王戦の最後に花道が決めるシュートがダンクじゃなくて、ジャンプシュートなのも良い。ジャンプシュートすごい練習しましたもんね。努力の結晶だし、こういったところがリアリティに繋がる。



ところで、スラムダンクには感動の名シーンが数々あるの中で、皆さんはどこが好きですか?

三井さんが安西先生に、「バスケがしたいです」というシーン。うんうん、あそこもいいねぇ。

しかしながら、私が一番感動したシーンは別です。それは、インターハイをかけた陵南戦のラスト。

陵南の田岡監督から”湘北の不安要素”とされた小暮さんが3ポイントシュートを決めるシーン。


「あなどってはいけなかった。あいつも3年間頑張ってきたヤツなんだ」


これですよ。これ。学生時代多少でもスポーツに打ち込んだ人は絶対共感できるんじゃないかな。

私も学生時代、スポーツ(バスケではないですが)をやってまして、劣勢の試合中に先輩からこんな言葉をかけられました。

”練習してるヤツが練習してないヤツに負けることなんて絶対ない。お前の方が多く練習してるんだから絶対勝てる!!”

結果、逆転で勝つことができました。やはりこういうことをマンガのなかに出してもらえるとすごくうれしい。

今ブログ書いてても泣きそうです。



なんかついつい個人的な話になってしまいましたが、バスケマンガの草分け的存在で、今に至ってもスラムダンクが一番、という人もいるであろう名作。


もし未だ読んだことがないという方がいるならば必読です!!!