【マンガ】ストッパー毒島(ぶすじま) ~その1~ | マンガ好きの部屋

【マンガ】ストッパー毒島(ぶすじま) ~その1~

ストッパー毒島 (ヤンマガKC) ハロルド作石


[内容(Wikipediaより引用)]

プロ野球入りを目指す高校生・毒島大広(ぶすじま・たいこう)は、非凡な才能を持ちながらも素行不良から野球部に入れてもらえず、学外での乱闘事件をきっかけに高校も退学になった。しかし毒島を中学生の頃から見ていたというパ・リーグの弱小球団・京浜アスレチックスの木暮スカウトの働きもあり、1995年のドラフト会議でアスレチックスから8位指名を受ける。入団を渋る周囲の人間を自慢の剛速球で捻じ伏せた毒島は、チームのストッパー(抑え投手)を志願し、シーズン60セーブとチームのリーグ優勝を目指して1年目から大暴れする。


[感想]

野球マンガの最高傑作……っていうと、あだち充と水島新司のファンが怒るだろうなぁ(笑)


『BECK』 の作者・ハロルド作石氏がBECKの前に描いていた野球マンガです。スポ根大好きの私ですが、なかでもこのストッパー毒島は、かなりお気に入りですね。


ストーリーは、主人公が弱小球団に入団し、優勝を目指すという、よくありがちな感じです。通常、こういった設定だと、天才的な主人公が引っ張っていき、徐々にチームが強くなっていくというパターンですよね。たとえば、「MAJOR」だったり、「H2」だったり。


ところが、この作品の場合、主人公の毒島自身がまだまだ半人前

球速はあるが、コントロールが悪く、変化球も投げられない。しかも中学時代に問題を起こし、高校では野球部への入部を認められず、登板機会なし

そんな毒島に、中学時代から目を付けていたのが弱小球団アスレチックスの風来坊スカウト・小暮。

小暮は、毒島のドラフト指名に難色を示す球団幹部の説得を続ける。ドラフト会議中に編成部長に睡眠薬を盛ってまで(未遂に終わるが・・・)毒島の獲得を目指す。


結果、ドラフト8位で滑り込んだ毒島。一軍の選手にケガが相次ぎ、なんと開幕一軍を飾る。1セーブをあげるものの、その後の登板で打ち込まれ二軍落ちとなる。


しかし、その二軍はヨボヨボな居眠り監督・三木のもとイースタンリーグの首位を独走中だった。

そこには、一癖も二癖もある選手がそろっていた。


一軍監督と口論したため二軍に落とされた守備の名手・三条。



マンガ好きの部屋-ストッパー毒島_三条


一軍でクリーンアップを任せられる逸材ながら、怪我に泣かされ続ける捕手・佐世保。



マンガ好きの部屋-ストッパー毒島_佐世保


面構えが悪いという理不尽な理由でチーム構想から外された天性のホームランアーチスト(但し三振王)・火野。



マンガ好きの部屋-ストッパー毒島_火野



そんな中で毒島は、マスコットキャラ・チックくんからピッチングの指導を受けることとなる。


コントロールを身に付けた毒島をストッパーとして、アスレチックス二軍は、イースタンリーグで優勝する。

時を同じくして、一軍監督の片平が倒れる(胃潰瘍?)。代理として白羽の矢が立った三木は、積極的に二軍の選手を活用し、連敗を20でストップ。


しかし結局、アスレチックスは、首位から26ゲーム差の最下位でシーズンを終了する。

そして選手たちは、来シーズンに新たに始動していく。


~続く~