COWBOY BEBOP(カウボーイビバップ) | マンガ好きの部屋

COWBOY BEBOP(カウボーイビバップ)

COWBOY BEBOP(カウボーイビバップ)

COWBOY BEBOP 1st.Session [DVD]

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[内容(Wikipediaから引用)]

時は2071年。一向に減る気配のない犯罪者、太陽系全域にまで拡大した行動範囲に警察組織が対応しきれなくなったため、賞金首制度(通称:カウボーイ法)が制定された。スパイクとジェットの2人は賞金首を捕まえることで生計を立てる賞金稼ぎ、いわゆる「カウボーイ」であり、漁船を改造した宇宙船ビバップ号が彼らの移動手段兼住み処となっている。数百万ウーロンの大物を捕まえることもある一方、その荒っぽいやり方に巻き込んだ一般市民からの賠償請求も多い彼らに余裕はなく、日々賞金首を求めて太陽系を東奔西走する。


[感想]

”さて次回のカウボーイビバップは はっきり言って暗い、そして重い。

 出てくるのは、いい年こいた汗クサイ男ばかり。 言いたかないが地味だ。

 子供は見ない方がイイだろう 女性もよした方がイイ それに若い男も見ない方が賢明だ  

 次回 ブラック・ドッグ・セレナーデ


 おい オヤジだけは見てくれ”


冒頭のセリフは、#16「ブラック・ドッグ・セレナーデ」の次回予告です。

この作品を端的に表すに際し、この次回予告が強烈に印象に残ってましたので引用しました。

いやいや、子供、女性にも見て頂きたい作品ですよ。私も(当時は)若い男でしたし。(←今は微妙なお年頃・・・)


カウボーイビバップは、私が一番好きなアニメです。

過去10年で映画館で見た唯一の映画が、劇場版カウボーイビバップ 天国の扉というくらいです。


TVシリーズのアニメの中では、群を抜いてクオリティが高いという印象です。これは勿論、最近の作品と比べると古臭いと感じてしまうかもしれません。しかし、各時代のアニメの一般的なレベルと比較した場合に、これほど飛び抜けていた作品はないと思います。今でこそシリーズ通して作画が安定しているアニメが当たり前になっていますが、当時のアニメはたまにトホホな回があるものでした。


また、この作品そうとう尖ってましたね。これほど子供向けでないTVアニメも当時では珍しかったです。

まずOPテーマがボーカルなし。「Tank!」は今でも色々なテレビ番組で使われる素材ですが、最初に聞いた時は驚きました。EDテーマの「THE REAL FOLK BLUES」もシブすぎる。

ストーリーも全体的にシブい。派手なアクションがあったりもするが、作品の根幹を成すのは、哀愁、人情といったテーマでした。ジェットが主役を張る#10「ガニメデ慕情」や#16「ブラック・ドッグ・セレナーデ」なんて、子供はついてこないでしょう(笑)


というように、視聴者やスポンサーにおもねるところがない作品だったからか、最初のTV放送は全26話の作品なのに1クール(13回)しか放送枠がとれないという事態に。しかも、この時の初回放送が「野良犬のストラット」(シリーズ中の第2話)というスパイク達が犬を追いかけるという話でした。この1話目を見たときの私の感想は「つまんないなぁ、録画やめるかな」でした。多分こういう人結構いたと思います。

しかし、続けて見ていると徐々に良い話が出てきます。特に私は、#12、#13「ジュピター・ジャズ(前・後篇)」でガツンと捕まえられました。この話、本作の中で唯一シリーズを通したエピソードである、スパイクとビシャスの話の一つです。これ見ていなかったら、大して面白くない作品だと思ってたかもしれません。


しかし前述の通り、1クールの放送だったので唐突に終わります。(テレ東版)最終回「よせあつめブルースなど」は、それまでの話の切り貼りで、内容も製作者の抗議的なメッセージが込められたものです(←これも今となっては貴重)。そんな感じだったので、ちゃんと放送されないかなぁ・・・と思ってました。そしたら、




WOWWOW(しかもノンスクランブル枠)で全26話放送!!



いやぁ~、これは嬉しかったですね。WOWWOWは契約してませんでしたが、BS放送は受信できていたのでなんとか見ることができました。

全26話放送ということで、地上波の方で良く分からなかった話のつながりも、はっきりしました。

ありがとうWOWWOW!!(笑


ストーリー的には、ビバップ号の面々が賞金稼ぎを追う日々の中での色々な事件を描く。

最初からのビバップ号の乗組員スパイク(モジャモジャ)、ジェット(ツルツル)に、アイン(犬)、フェイ(女)、エド(子供)が徐々に加わっていく。

とにかくみんながカッコイイし、時に泣かせます。エドが絡むとコメディになりますけどね(笑)。#11「闇夜のヘヴィ・ロック」のオチには笑った。

スパイクの物語がメインになりますが、その他でいうと、フェイの過去が徐々に明らかになるエピソードは、ちょっと切なくなります。普段奔放な彼女が最後にスパイクに語った言葉は、胸に詰まります。


さて、この作品を語るにおいて音楽は外せないでしょう。作品自体、ジャズやブルースといった音楽とリンクさせています。音楽は菅野よう子氏。この作品の以前も、「天空のエスカフローネ」や「マクロスプラス」などを手掛けていましたが、一般的な知名度を一気に押し上げたのがこの作品であることは間違いない。今や多くの番組で菅野氏が手掛けたBGMが素材として使われています。

かくいう私も、それまでアニメのサントラCDなど買ったことがありませんでしたが、カウボーイビバップ以降、一時期は菅野氏と名がつけばなんでも購入していた位です。

特にサントラ3「BLUE」に収録されている「WORDS THAT WE COULDN'T SAY」は名曲です。

この菅野氏が自由奔放に作った音楽を巧く作品に当てはめていった渡辺信一郎監督は偉大です。


この他、アイキャッチ(CMの前後に入るアレね)が全話違うなど、演出にもの凄く力を入れた製作者の熱意が伝わってきます。ゲスト声優も豪華。各話の人物のイメージを大事にしていて、キャスティングに妥協がない。こういうところが、他の作品と一線を画すところでしょうか。



思い入れがあまりに強すぎるため、過大評価をしているのかもしれません。

それでも自信を持って人に勧められる。カウボーイビバップはそんな作品です。