2007-7-31
誰も誉めてくれませんので、自分で言いますが、80号記念です。しかし、よく書いてきたもんですねえ(笑)。そういや、最初の頃、かれこれ遡ること ひゃー7年前の創刊号の頃は、「どんどん部数が増えれば、広告収入も見込めますぜ。そうなれば、原稿料もがっぱがっぱ。」「はは、もの国屋、おぬし悪よの う。」「わっはは。」「わっはは。」という会話が交わされたはずなのだが・・・うーん、おかしい(笑)
久々に、もの国にたこ焼き焼きに行くかなどと思う、今日この頃です。
中村智彦
中小企業とインターネット
先日、京都機械金属中小企業青年連絡会(機青連)の25年記念総会に出席させていただいた。25年の歴史を振り返るというものだったのだが、その場に私がいるのには、実はこの「もの国」がきっかけを作ったのだ。
その「もの国」を訪問するきっかけは、実は、大阪の「ナニワ企業団地」だった。
誰も誉めてくれませんので、自分で言いますが、80号記念です。しかし、よく書いてきたもんですねえ(笑)。そういや、最初の頃、かれこれ遡ること ひゃー7年前の創刊号の頃は、「どんどん部数が増えれば、広告収入も見込めますぜ。そうなれば、原稿料もがっぱがっぱ。」「はは、もの国屋、おぬし悪よの う。」「わっはは。」「わっはは。」という会話が交わされたはずなのだが・・・うーん、おかしい(笑)
久々に、もの国にたこ焼き焼きに行くかなどと思う、今日この頃です。
中村智彦
中小企業とインターネット
先日、京都機械金属中小企業青年連絡会(機青連)の25年記念総会に出席させていただいた。25年の歴史を振り返るというものだったのだが、その場に私がいるのには、実はこの「もの国」がきっかけを作ったのだ。
その「もの国」を訪問するきっかけは、実は、大阪の「ナニワ企業団地」だった。
さて、機青連に初めて顔を出してから、すでに10年。つまり、「もの国」を訪問してから、すでに10年。これは一つの歴史かも知れない。機青連の総会で、
若い会員さんたちに求められて、10年前の話をしてみると、つい先日のような気持ちでいるにも関わらず、いろいろなことが大きく変っていることに、改めて
気づかされた。
10年前、中小企業、特に製造業における連携とインターネット利用について調査をしたいと言った私に、当時の職場だった 役所の職員は、真剣な顔で言ったものだった。「コンピューターなんて、町工場で使うことのなんてあるのかね?」そこで、「もの国」や機青連の話をしてみた のだが、「そんなのは、ほんの一部で、特殊な人たちだろう」と一笑に付された。役人ばかりではなく、同じ中小企業研究者からも「インターネットなどは、国 際間など長距離間のコミュニケーションの道具であり、地域内での情報交流、受発注行為が中心の中小製造業には適さない」などと批判されたものだった。
しかし、同時に状況を聞きに言った在関西のいくつかの大手企業の購買部は、いずれも匿名を条件に次の点を指摘した。「インターネットは、ここ数年で企業間 取引に必須のものとなる。」「現状では、使用できなくても取引は行うが、5年程度で、インターネットでのデータのやり取りができない企業とは取引はなくな るだろう。」「ホームページを持たない企業については、やはり今後、進歩していかないのではという評価になる。」驚いたことに、訪問した企業は、いずれも 打ち合わせでもしていたかのように、同じことを言ったのだ。
もちろん、それでも半信半疑だったことは告白しよう。当時、ある人が、大阪の日立造船 の事務所に私を連れて行った。そこで、まだ社内だけで運用していたホテルの予約システムを見せて感想を求めたのだ。「そうですねえ。出張するビジネスマン にとっては、こういうのがあれば便利でしょうねえ。しかしこの程度の数ではねえ。それに、このコンピューターが簡単にオフィスで使えないとねえ。」私の感 想はこの程度だったのだ。そのシステムが、その後、急成長を遂げ、今では楽天の旅の窓口として定着するようになるとは、残念ながら私には見抜く力量はな かったのだ。
「ええか、いまどきファックスあらへん企業なんかないやろ。そやけどな、ファックスが出てきた時、あんなもんは中小企業に は必要ない。町工場でファックスなんぞ、なんに使うのや、そう言うていた企業は、きれいさっぱり潰れてなくなった。そんなもんなんや。」大阪の国誉アルミ の村上宏会長は、当時からそう言切っていた。確かに、村上会長の予言は、事実になりつつある。
「へえ、僕なんか、会社に入った時には、もうイン ターネットとか普通にありましたからねえ。やる、やらない、関係なく。」機青連の総会の時に、若い会員さんにそう言われて、確かに十年一昔だと感じざるを 得なかった。「だって、ほら、この間まで、ネットに繋ぐのに、ピューヒョロロロ、ジーーーなんてさ」と言うと、同年輩だけが笑って、若い世代はきょとんと している。
「平成15年通信利用動向調査」(総務省)によれば、従業員300人以上の企業でのインターネット普及率は98.2%、従業 員5人以上の事業所では82.6%と高い普及率を示している。しかし、「小企業*1インターネット利用状況と効果」(国民生活金融公庫総合研究所・平成 15年)によると、インターネットの利用割合は42.4%、ホームページ開設割合は16%と、小企業ではまだまだホームページを持たないところが多いので ある。そんな中で、「もの国」と機青連の取り組みは、非常に早かったと言える。
中小企業の経営者にとって、この十年間のインターネット の普及は、一つの大きな教訓になるだろう。これほどまでの大きな変化の波は、そう来るとは思えないが、新しい「道具」を早くに使ってみることの大切さは、 これからも続くだろう。もう一つ、これは機青連や「もの国」と一緒に進んできた私にとって、大きな教訓になったのは、「使っていない人には理解でいないこ とがある」という点である。もし、私も機青連や「もの国」に関わっていなかったら、今ほどインターネットを利用していたか、あるいは利用できていたかと考 えると、薄ら寒いものを感じる。
メールでのやりとり、メーリングリストの活用、参加者の急増に伴う新たな問題、顔が見える関係の重視、そして、 ホームページ、掲示板、メルマガ、さらにSNSの活用。中小企業とインターネット・・・その関係を考える上で、もう一度、機青連や「もの国」でのネット活 用の歩みを検証してみることは、大切なのかも知れないと、改めて思う。
さらに5年後、10年後、私たちは、あるいは中小企業は、ネットをどのように利用しているのだろうか。
*1・・・従業員数がおおむね20人未満、 または資本金1000. 万円以下の法人企業および個人企業。(国民金融公庫の定義)
ブログやってます。《凡才中村教授の憂鬱》
今回は、「テレビ番組ができるまで 」やってみると、これでも結構たいへんなんです・・・
10年前、中小企業、特に製造業における連携とインターネット利用について調査をしたいと言った私に、当時の職場だった 役所の職員は、真剣な顔で言ったものだった。「コンピューターなんて、町工場で使うことのなんてあるのかね?」そこで、「もの国」や機青連の話をしてみた のだが、「そんなのは、ほんの一部で、特殊な人たちだろう」と一笑に付された。役人ばかりではなく、同じ中小企業研究者からも「インターネットなどは、国 際間など長距離間のコミュニケーションの道具であり、地域内での情報交流、受発注行為が中心の中小製造業には適さない」などと批判されたものだった。
しかし、同時に状況を聞きに言った在関西のいくつかの大手企業の購買部は、いずれも匿名を条件に次の点を指摘した。「インターネットは、ここ数年で企業間 取引に必須のものとなる。」「現状では、使用できなくても取引は行うが、5年程度で、インターネットでのデータのやり取りができない企業とは取引はなくな るだろう。」「ホームページを持たない企業については、やはり今後、進歩していかないのではという評価になる。」驚いたことに、訪問した企業は、いずれも 打ち合わせでもしていたかのように、同じことを言ったのだ。
もちろん、それでも半信半疑だったことは告白しよう。当時、ある人が、大阪の日立造船 の事務所に私を連れて行った。そこで、まだ社内だけで運用していたホテルの予約システムを見せて感想を求めたのだ。「そうですねえ。出張するビジネスマン にとっては、こういうのがあれば便利でしょうねえ。しかしこの程度の数ではねえ。それに、このコンピューターが簡単にオフィスで使えないとねえ。」私の感 想はこの程度だったのだ。そのシステムが、その後、急成長を遂げ、今では楽天の旅の窓口として定着するようになるとは、残念ながら私には見抜く力量はな かったのだ。
「ええか、いまどきファックスあらへん企業なんかないやろ。そやけどな、ファックスが出てきた時、あんなもんは中小企業に は必要ない。町工場でファックスなんぞ、なんに使うのや、そう言うていた企業は、きれいさっぱり潰れてなくなった。そんなもんなんや。」大阪の国誉アルミ の村上宏会長は、当時からそう言切っていた。確かに、村上会長の予言は、事実になりつつある。
「へえ、僕なんか、会社に入った時には、もうイン ターネットとか普通にありましたからねえ。やる、やらない、関係なく。」機青連の総会の時に、若い会員さんにそう言われて、確かに十年一昔だと感じざるを 得なかった。「だって、ほら、この間まで、ネットに繋ぐのに、ピューヒョロロロ、ジーーーなんてさ」と言うと、同年輩だけが笑って、若い世代はきょとんと している。
「平成15年通信利用動向調査」(総務省)によれば、従業員300人以上の企業でのインターネット普及率は98.2%、従業 員5人以上の事業所では82.6%と高い普及率を示している。しかし、「小企業*1インターネット利用状況と効果」(国民生活金融公庫総合研究所・平成 15年)によると、インターネットの利用割合は42.4%、ホームページ開設割合は16%と、小企業ではまだまだホームページを持たないところが多いので ある。そんな中で、「もの国」と機青連の取り組みは、非常に早かったと言える。
中小企業の経営者にとって、この十年間のインターネット の普及は、一つの大きな教訓になるだろう。これほどまでの大きな変化の波は、そう来るとは思えないが、新しい「道具」を早くに使ってみることの大切さは、 これからも続くだろう。もう一つ、これは機青連や「もの国」と一緒に進んできた私にとって、大きな教訓になったのは、「使っていない人には理解でいないこ とがある」という点である。もし、私も機青連や「もの国」に関わっていなかったら、今ほどインターネットを利用していたか、あるいは利用できていたかと考 えると、薄ら寒いものを感じる。
メールでのやりとり、メーリングリストの活用、参加者の急増に伴う新たな問題、顔が見える関係の重視、そして、 ホームページ、掲示板、メルマガ、さらにSNSの活用。中小企業とインターネット・・・その関係を考える上で、もう一度、機青連や「もの国」でのネット活 用の歩みを検証してみることは、大切なのかも知れないと、改めて思う。
さらに5年後、10年後、私たちは、あるいは中小企業は、ネットをどのように利用しているのだろうか。
*1・・・従業員数がおおむね20人未満、 または資本金1000. 万円以下の法人企業および個人企業。(国民金融公庫の定義)
ブログやってます。《凡才中村教授の憂鬱》
今回は、「テレビ番組ができるまで 」やってみると、これでも結構たいへんなんです・・・