関西でもやっと発売が始まった「なつかしの20世紀 タイムスリップ・グリコ」。最近、はまっています。今までの戦果は、松下の冷蔵庫×2、鉄人28号 空を飛ぶ×2、鉄人28号悪漢を捕まえる×2。なんでやねん、二個づつ出んと次に進めんのか!うー、俺は乗り物シリーズが欲しいのだ!こうなったら、毎 日、グリコを喰ってやる。キャラメルの香りのする良い男だ! はっ! 失礼しました。それでは、本文に。
 今回の担当は、中村研究員です。

・The OMORO-MONOLOGY 交流会の現場から 

 「あ、いつもどうも。」「いやー初めまして。」
 「いつもメールおもしろいですねえ。」「そんな、どうもありがとうございます」

 いつもながらの挨拶が繰り広げられたのは、3月23日の機青連(京都機械金属青年連絡会)の20周年記念「ものづくり元気サミット」の交流会場でした。
 全く手作りで、200名もの参加者を集めたシンポジウムが終わり、ホッとして、少しよそ行きの雰囲気から、いつものくだけた雰囲気へと会場が変わっていきました。
  もの国のホームページを確かめてみると、初めて筆者が、もの国を訪ねたのは、1997年11月。そこで「ねえねえ、機青連さんって知っています?京都らし いのですが、よく分からなくて。行ってきてくださいよ。」と、もの国の人たちに言われたのを思い出します。そこから色々始まったのだなあと、笑顔で話す 顔、顔を見ながら、シンポジウムのコーディネーターの大役を終えて、ホッとしながら少し感慨にふけってしまいました。

 機青連の「ものづくりサミット」そのものの報告は、別の機会に譲るとして、会場でお会いした様々な人たちとの話を思い出しながら、今回は書いてみようかと思う。
 
  「僕らもそうなんですが、分かっている人間には、分かるけど分からない人間には分からないということになっているんやないでしょうか。僕らが、今、実際に やって、思っていることを、ITとか余り分かっていない人たちに、どうやって分かってもらうかが大切やと思うんですわ」
 この五年間のIT環境の 変化は、急激なものがあった。その中で、極く自然に、それらを利用できるようになったことは、幸運だったとしか言いようがない。自宅から常時接続が可能に なり、出張先のホテルを予約し、飛行機をシートまで予約し、クレジットカードで決済を済ます。新幹線の時刻表も、ハンバーガーショップの割引券も、遊園地 の催し物、高速道路の規制状況も、自宅のテーブルの上から確認できる。メールをチェックし、返事を書く。そう言えば、以前はかなり活躍したファックスが、 最近はめっきり少なくなった。いつの間にか、生活様式まで変化しているのである。しかし、そうした変化は、世代などによって大きな開きが生じていることも 確かである。自分たちにとっては当たり前として、話し合えることが、そうではないことに気を付けましょうという指摘は、なるほどと強く心に残った。デジタ ル・ディバイド(デジタル格差)という言葉が、一時、流行したが、それは静かではあるが、確実に広がりつつあるのだろう。

*【パネルディスカッションに参加した6つのグループ、団体のいずれもがインターネットを積極的に活用している。】

  サミットの中で、YU&SANAのアクセサリーのプロモーションビデオを上映した。このビデオに登場するのは、町工場の素材でアクセサリーやオブジェを造 るナニワ企業団地の幸田裕と、ものづくり共和国の阿部さなえ。そして、ビデオを製作したのが、このメルマガの編集長。さらに、オリジナルの音楽を造ったの は、加工屋さんサーチの中野秀行。そして、それを機青連の催しで上映したのだ。
 とても象徴的なことだと思う。きっと関わった人たちは、ぼんやりとそれを感じているはずだ。インターネットという道具が、新しい関係を築くことを可能にした。
  しかし、それは道具でしかない。「ヘビーユーザーほど、変な期待は持っていない。むしろ、使わない人ほど、変な期待を持ちすぎている。」こうした仲間で話 をすると、繰り返しだされる意見だ。何かをしようとか、何かを造ろうとか、誰かに会いに行こうという気持ちとか、一緒に楽しもうという気持ちがなければ、 いくらインターネットで結ばれていても何も起こらなかったはずだ。

*【直前に各グループへ実施したアンケートによる参加の動機は、仲間作りが第一位。しかし、グループのメンバー間での取引などが新たなに始まっているとアンケートに回答した企業は多かった。即利益と考えぬからこそ、長い付き合いのできるパートナーが見つかるのだろう。】

  そういう想いを共有できる「仲間」の中に身を置いて、なにかホッとしている自分がいた。「インターネットで結ばれているから、あなたとは友人だ」と真剣に のたまうコンサルタントに、悩まされた。「インターネットの連携は、新しいビジネスモデルだ」と力説する年長の同業者には、あきれ果てた。いずれも、自分 たちが「指導者」だと信じている。
 この五年のインターネットの普及は、ある大きな変化をもたらした。情報の多様化と、情報のデフレだ。インター ネットが普及するまでは、情報を握っているものが、「指導者」になり得た。今は、「情報」はみんな持っている。みんな、簡単に手に入れることができる。だ からこそ、そのあふれる情報の真価を判断できるかどうかが、重要になっているのである。
 どうやって判断するのか。結局、自分一人では判断できない。だから、いろいろな種類の仲間を持ってるかにかかってくる。会場で談笑する人たちの顔を見ながら、つらつらとそんなことを考えていた。

*【アンケートでも、今後、グループの活動で期待することはという問いに対する回答のトップは、情報収集の強化。】

  景気も悪い。今月末は、特に倒産や廃業が相次ぐと予想されている。暗い話の方が、多い。しかし、この五年を振り返ってみると、目に見えないところで着実に 細いが根っこが伸び、つながって行き、思わぬところから新しい芽を吹き出している。そんな静かだけれども、着実な期待感を持てた一日であった。
 (文中氏名敬称略))

 (実施したアンケートについては、現在集計中。近日中に公表の予定です。)

(C)Tomohiko Nakamura 2002