しゅうがくりょこうのおもいで | 快児オフィシャルブログ「快児ワードファクトリー」Powered by Ameba

しゅうがくりょこうのおもいで

修学旅行などの何泊かするイベントでも必ず具合が悪くなる。
だから毎夜、女の子達と先生に隠れて遊ぶという青春な感じを味わったことがない。その時間はグロッキーでくたばっているからだ。

青春どころか嫌なことを思い出した。

高2の時の修学旅行だ。長野でスキーだったわけだが、俺はそのころ最悪に腰が痛かったので、ずっとトランプをしていた。
スキーをすることがメインの修学旅行で、スキーを一切せず、トランプを。しかも、その日スキーで負傷した人達と。
むなしい。
これでは、修学旅行の思い出という作文の内容が
「友達はツーペアだったけど、僕はフルハウスだったので嬉しかったです」になってしまう。

そんなことを考えていると、見かねた学年主任の児玉先生が
「小山、外出てソリやろか。俺が引っ張ったるわ」
と言った。
高2にもなった男が、先生にソリを引っ張ってもらって、わーいとか言って楽しんだ。
「小山、次思いっきりいくぞ」
そういって児玉先生は力いっぱい綱を引いた。
俺はソリから投げ出された。
そのまま坂道を10メートルほどごろごろ転がっていった。

「おー、死ぬかと思った」
と、顔を上げると・・・前には巨大な犬がいた。俺より大きい。
その刹那、犬は俺に襲い掛かってきた。
「やばい!」
俺は四つん這いで雪の坂道を登ろうともがいた。
しかしあり地獄のように、ザザーっと下まで滑り落ちてしまう。
「ガシッ」
あり地獄につかまった。もうだめだ。食われる。
すると、ケツに何かがズンズン当たる。犬は発情して俺をバックから犯しているのだった。ひく。
より恐怖を覚え必死で坂を登ろうとするも、犬の異常な力で元の位置に戻されてしまう。
スキーウェアーの上からとはいえズンズンガシガシ突かれる。
身動きがとれない。
チンコがでかい。
ああ、悲惨な俺。

その後、おっさんたち何人かが犬を引き剥がしてくれたから助かったものの、そこに憔悴してうずくまる俺は、正にレイプされた女のようだった。

修学旅行の作文は「犬に犯されたこと」に決定した。