おはようございます。


一昨日から三連休の休みいかがお過ごしですか。


早い所では夏休みに入っている家庭もあるそうです。


さて、今日は南無について話します。


仏教用語でも南無の言葉は浸透されている言葉ですが


改めて説明します。


南無は梵語サンスクリットでは namas(ナマス)の音写


からとっています。漢訳では帰命、敬礼、帰礼、信従と訳します。


礼節に関わる言葉と受け取って良い言葉だと思います。


インドの言葉でナマステと言う言葉がありますが


このナマスが南無の語源です。


ですので、南無大師遍照金剛と言えば


大師遍照金剛様に帰依し奉ると言う意味になります。


因みに、大師(だいし)に対し太子(たいし)があります。


弘法大師さまを指す場合では「だいし」と濁点読みしますので注意しましょう。


「たいし」と言う場合は聖徳太子さまの事を言います。


それから、金剛とは何か?実は真言宗は密教と言う読み方の他に


金剛乗とか言われる事があります。大乗、小乗、金剛乗と言う読み方です。


そして、金剛の名が与えられるのは真言宗をマスターした人に与えられる称号


とも言えます。因みに遍照金剛とは大日如来の事を言いまして


弘法大師空海さまは目隠しされたまま曼荼羅に向かいて花を飛ばした時


三度とも大日如来に落ちたと言われているためその名がつかれています。


皆さまも先祖並びに僧侶ともども南無の心を忘れずに過ごしましょう。


平成28年 7月18日 海の日 南無大師遍照金剛 合掌