おはようございます。


日々どのようなお過ごしをしてますか。


私は何の進展もなくつまらない時を過ごしています。


この所、仕事がめっぽう減っているもので。


少しやりがいな事を探して頑張っているこの頃です。


さて、今回は応病与薬について話そう思います。


意味は分かる人いると思いますが改めて説明します。


応病与薬…病気の性質に応じて種々の適切な薬をを与えること。


仏が衆生の根機(教えを受けるものとしての先天的性格)に相応


した種々の法を説くことの喩え。


要するに自分に合った教えを受ける事なのです。


例えば、皆さんの好き嫌いと言うものがありますが


人に合ったものを与えることで人を良くすることになる訳です。


真言宗では機根論と言う言葉があるように


真言宗僧侶はその人その人で違う思想を持っています。


その為に流派はたくさん存在しており理に適えばよろしい訳です。


まさに、応病与薬の法があるのです。


でも、薬を調合するのはなかなか難しい。


やはり、人の様子や性格をよく観察しなければ


善い薬を与える事が出来ない。


それこそが医者や僧侶の悩みどころではあるのです。


これからも私は善い薬になるものを探し


日々精進する覚悟であります。


平成28年 7月9日 お寺の日 南無大師遍照金剛 合掌


供養法


『顕密不同章』より


顕密、略して一万の不同あり


顕は応化の説  密は法仏の談


顕は顕略  密は秘奥


顕は密より縁起す



南無大師遍照金剛 南無興教大師 南無専譽僧正 金剛合掌