皆さんは恋をした事があるだろうか。


もうこの人しか見えない気持ちに走った事があるだろうか。


これは、5年間追い続けている男の物語。


出逢いはネットであった。彼女は一生懸命何かを伝えていた。


人間や世界の何か。とても読んでいて興味深い。


でも、味方はいるのだろうか。


彼女は知識だけでなく誰からも愛されていた。


そんな彼女が大好きでいつも彼女のコメントに書いていた。


いつも強い口調で言う。社会に出ているならそれに似合う仕事をしなければ


厳しい一言だ。とても女性でも言える言葉ではない。


すごい。こう言う女性を求めていたんだと思った。


私は彼女が知りたくてメールを送った。


でも、そのメールは送れなかった。着信拒否。


絶望に駆られた時に地震が起きた。


2011年3月11日に東北地方を震源とする巨大な地震が襲ったのである。


その時、なぜか罰が当たったと思った。


恋にうかつを抜かし彼女の力になれなかった事を責めた。


その時男はこう思った。女を恋する資格はない。


誰かの力になるべきだと考えていただろう。


でも、運命は引き寄せた。


とある気になったアイドルのブログにコメントを寄せていた時に


何故か懐かしい気分を覚えていた。


そのアイドルも心なしか気づいているように思えた。


その時、2人の間で一つのイメージが浮かんだ。


まさか。そう、男が好きだった彼女だったんだと気づいた。


男は大いに喜んだ。でも、同時に国民的アイドルの彼女だった事に


驚いた。彼女に惹かれている事に気づいた。


でも、禁断な愛だったのかもしれない。


2人の間に壁があってどうしても越えられない。


国民のアイドルと一般人と言う壁があったのだと。


男は思った。そんな事は関係ないんだ。


彼女のために働くそれがすべてだと思った。


彼女と男の共通はこの社会を正すことに他ならない。


だからこそ、壁を障害に思わず自分のしたい事をしていた。


でも、それは男の誤解だった。


彼女は男の愛を求めているのだと気づいた時。


男は恐れを抱いていた。彼女を受け止める事が出来るのか。


そんな時誰かが心のノックを叩いた。


白黒はっきりしろと。


かなり強引なやり方で襲い掛かる。


男は悟った。彼女と結婚したいと告白した。


コメントは削除されずそのまま残った。


その時、男は誰かに試されているそう思った。


あれから5年経った今であるが。


男は不可能であると思っている恋にかけている。


この5年間。挫折、引きこもり、あきらめ、


でも、希望を失うことなく彼女との愛を貫いているのである。