春口裕子氏の悪母という本を店頭で手に取ってみて初めて読んだのですが私は好きな類の本でしたので、同作者の行方を読んでみた。
悪母は正に紙一重で掛け違っていくお話で自分が思ったことと人が感じることとの差、について考えさせられる作品でした。
良かれと思ってやったことがトンデモナイ非常識だったってモンスターなんとかとかはそんな感じなんじゃないのかなと。
主観と客観が入れ替わる瞬間は読んでいて「そうなるんだ」と怖くもありましたが人事でなさそうだとも思いました。
大切にするって難しい。
![]() |
悪母
Amazon |
そんなこんなで行方を読破。
私はこの本、好きじゃないです(笑)
上手い構成だと思いますし最後まで飽きたりダレたりはなかったけれど所謂「嫌な感じ」が半端ないです。
扱っている題材を考えても作品として成り立っているはいるのですが、こうモヤッと感が凄いです。
逆にここまで人を嫌な気持ちにさせられるって凄いな!とすら思った作品です。
全てが段々と紐解けて解決に向かうのですがそれがとんでもなく不快。
読むけど不快。
「わーこの本!」って思いながら読む、みたいな。
爽快感は全くないです。
個人的にはイヤミス系列大好きでモヤッと系の作品も多々読んでますがこれはねー、サラッとイヤだった。
読み終わって「うーあー」となるタイプの小説でした…
それだけ内容がしっかり入る作品だと言うことではあるのですが、もう一度読み返すだけの体力は私にはない作品です。
![]() |
行方
Amazon |
是非、手に取って「モヤッ」っとしてみてください。


