私にとってのお客さま…
下請けでライティングを行っている私の場合、
それは、お仕事をくださる編集者の方々になります。
「クライアントからの声をもらってきてください」
という宿題が出されたとき、内心ドキッとしました。
そういえば自分の評価って、今まで一度も聞いたことがない。
今まで、ただ書いた原稿を、ホイと送って、そのままにしていたけど…
私の原稿ってあれで良かったのかしら?
フリーになってからやってきた仕事…あれで良かったのかしら??
自分を評価してもらうって、結構勇気のいることです。
いつも親しくしている人ならなおのこと、聞きづらい、頼みづらい…。
でも今回は、マーケティングの勉強をしているということで、
3人の編集者さんに、評価をお願いすることにしました。
みなさん、お忙しい中、大変丁寧な評価を書いてくださって
本当にありがとうございました!
今、一緒にお仕事をしている方々は、みなさん私よりかなり年下です。
それで…(自分で言うのもなんですが)
もしかして、私に気をつかった評価を書いてくれるんじゃないか、
遠慮して、いいことしか書いてくれないのでは?と、思って
「あえて厳しい評価を」と、お願いしてみました。
で、返ってきたドキドキの「くまあき評価」の内容とは…?
これも、自分で言うのもなんですが…、
実は、思ったよりいい評価で、読んでジーンときてしまいました。
とっても嬉しかった!ホント嬉しかったんです!
でも、喜んでばかりはいられません。
この宿題の肝心なところは、クライアントからの声をもらうことで、
お客さまに不便をかけていないか?
お客さまに好かれているか?気に入られているか?
お客さまから忘れられていないか?
これが自分でしっかりできているかを確認するためのものでした。
ライターを生業としているなら、
依頼された原稿を、求められる品質で仕上げるのは当たり前。
求められる期限内に納品するのも当たり前のこと。
では、これまで以上に自分のポジションを上げるため、
お客さまのために何ができるか?
これに気づいて、考えて、実行することが大事なんですよね。
今回の評価では、編集者の方々が
あえて言うなら…という形で、書いてくださった部分、
~ということもありましたが…と書いてくださった部分、
これが私には、とても大切なメッセージだと思いました。
もちろん、褒めていただいたところは、と~っても嬉しいんです。
でも、私が一番嬉しかったのは、
私が今まで気づかないでいたところを、指摘してもらえたこと。
一生懸命に考えて、書いてもらえたことひとつ一つが、
本当に身にしみて嬉しかったんです。
ライティングに関していえば、
今までの私は、「内容さえ良ければいい」といったところがありました。
本当に、編集者の気持ち、読む人の気持ちになって書いていたか?
というと、そうではなかったのかもしれません。
編集の立場になれば、もっと体裁に気をつかって書くのが当然。
編集の方の手を煩わさない原稿に仕上げて納品するべきです。
ここのところ、細かい配慮が足りなかったと気づきました。
読者の立場になれば、もっと分かりやすい文章を書くべきです。
「留学」という専門分野に長くいて、
その知識をむりやり読者に押しつけていなかったか?
詳細にこだわりすぎていなかったか?
専門用語も気にせずに使っていたんじゃないか?
細かいことをあげ出すとキリがないほど、
今回の宿題で、勉強になったことはたくさんあります。
本当に多くの気づきをもらえました。
お客さま中心の仕事
これをいつも心にとめていないと、
仕事はもらえないし、自分も成長できない。
思えば当たり前のことなんでしょうけど、
この年になってやっと気づいた私…(^o^;)
こんなんで大丈夫なんでしょうか~~~!
というわけで、まだまだ勉強の日々は続きます。