りぼん 1973年7月号掲載
小役丸寿子(こやくまる ひさこ)は、16歳の融通のきかないカタブツ女子高生。
三年前に母を亡くし、パパ大好きで恋とは無縁な生活。
そんな寿子がカンにさわる一部の女生徒は、プレイボーイの佐伯を寿子近づけるが、あっさりスルーされる。
逆に興味を持つ佐伯。
寿子は愛犬ムクの散歩で男性と知り合うが、翌日その人が教育実習生として学校にやってくる。
その男性・津田祥一のフランクな態度に戸惑う寿子。
そんな時、寿子にパパが再婚を告げる。
ショックの寿子に、津田は「ママを忘れたわけじゃない。人は思い出だけじゃ生きていけない」と諭す津田。
納得して再婚を認める寿子だが、パパが彼女とキスしてるのを見て家を飛び出す。
泣いていると、通りかかった津田に「男と女が本当に好きになったのなら当然の事」と言われる。
『私…先生となら…』と思う寿子。
だがその時、寿子を探しにパパと再婚相手がやってきて、津田が再婚相手の弟だと知る。
『自分に親切なのは、この女性のためだったのね』と、裏切られた気持ちの寿子。
津田は教育実習を終了し、寿子は規則を守ることをやめる。
佐伯と遊び歩く日々。だが、空しい。
そんな寿子を心配する津田。
津田が帰りが遅い寿子を探していると、寿子の友人が「寿子が同伴喫茶に行った」と教えられる。
同伴喫茶の入口で「こらー! 高校生がこんな所に入るなー! 出て来い! 補導課だ!」と叫ぶと、逃げ出す佐伯。
津田は寿子を店から連れ出すと、公園で「頭を冷やせ」と噴水の水を浴びさせる。
「汚い自分を洗い流したい」と、いつまでも水を浴びている寿子。
そんな寿子をハンカチで拭いてあげる津田。
パパと彼女の結婚式。
母さんにくいかかわいいか?
パパをとられてちょっぴりにくらしいけど、
でもとっても幸福。
