BOOK005 さよなら、日だまり 平田俊子 集英社






読み終わりました。

タイトルとカバーの感じから、やさしい、ほんわかした話なのかと思い

中身をちゃんと確認しなかったので、読んでみて、びっくり!しました。

人って怖い、というお話です。

親切そうな顔をして、いかにも親身になっているような素振りで

企みをはらみ、裏切りを行う。

普通の人が、何かに傾倒してしまうことで起きる、狂気にみちた変化も

これまた、恐ろしいものです。

サラッとした筆致で書かれているので、うっかりしてしまいそうですが

書かれていることは、かなり恐ろしい内容になっています。

私のまわりには、幸い、正しく親切な人が多いので

この本の主人公のような怖い思いをしたことは

ないけれど、こういう状況ってきっと、特別なことではなく

日常にきっとあふれていること。

日常で、もしかしたら、自分の周りにもおきてしまうかもしれないからこそ

その恐怖感は大きくなるのかもしれません。