昨日、母から電話がありました。


「お母さん、携帯を変えて、メールを覚えようと

思っているの。

だから、メール友達になってね」


と、母は言いました。


親子なんだから、メル友って表現は……

なんて、ことを思いながら

「ふふふふふ」

と思わず、微笑んでしまいました。



私は、東京都内に実家があって、29年間、すんでいました。

両親は当然のように、その家から嫁にいくだろうと

思っていたんだと思います。


でも私は、30歳まであと半年、という時期になって

都内で一人暮らしをはじめました。


「どうして?」

「会社までだって、30分だし、一人暮らしする必要なんてないじゃない」


一人暮らしをすることを勝手に決めて

勝手に部屋の契約までしてきた私に両親は激怒しました。


なんとなくきまずいまま、引越し当日を迎えました。


今では、父からは週に1度は電話があって

母からは週に1度は、絵手紙が届きます。

そして、今度はメル友です。


実家にいたときは、仕事の帰りが遅い私は、

なかなか両親と話をする時間がありませんでした。

一緒に住んでいるから、いつでも話せる、とか

なんとなく状況は分かってくれているはずと、甘えていたんです。


離れるとそういうわけにもいかないから

些細なことでも連絡を取り合ったりします。


たくさん喧嘩をして、始めてしまった一人暮らしだけれど

もしかしたら、よかったのかもしれない。


そんな風に思わせてくれる、愛すべき、私の両親。