“その嘘をあなたが自分にゆるすなら続ければよい でもそれは嘘”
『結婚失格』枡野浩一著 講談社 より
このところ、ずっと“嘘”について考えています。
そして思い至ったことがあります。
自分を守るためだけに、嘘をつくのはいけないこと。
誰かの気持ちを守るために、嘘をつくのは、許される場合がある。
ただし、条件が2つ。
・そこに、裏切りの欠片も存在していないこと
・最後まで突き通すこと
抜粋した短歌に書かれている嘘は、
この2つの条件に恐らく反してしまっているんでしょうね。
特に1つめの条件に。きっと裏切りに満ちていたのでしょう。
そうじゃなければ、著者の枡野浩一さんは、
こんな悲しい歌を詠むことはなかったのかもしれません。