The sense of wonder | monocri

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ものつくりや子育てと現実逃避。

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レイチェル・カーソンの感性の森
先日見に行きたいと言っていた映画。
本人ではないのでドキュメンタリー風ですが。。。
残念ながら行けなかったけど
本がとてもステキなのでぜひ見に行きたかった。


ワタシが普段、漠然と思っているけど言葉にできないこと。
読んでとても感銘を受けました。



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とてもステキなので一部載せてしまいます。



子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、
驚きと感激に満ちあふれています。
残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、
美しいもの、畏敬すべきものへの直感力をにぶらせ、
あるときはまったく失ってしまいます。

もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、
世界中の子どもに、生涯消えることのない
「センスオブワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。

この感性は、やがて大人になってくるとやってくる倦怠と幻滅、
わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、
つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。


-中略-


美しいものを美しいと感じる感覚、
新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、哀れみ、
賛嘆や愛情等のさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、
次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。
そのようにして見つけ出した知識は、しっかりと身につきます。
消化する能力がまだそなわってない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、
むしろ子どもが知りたがるような道を
切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。













まったくその通りだと思います。

常にそういうものに触れていて欲しいと、
また自分で見つけ出す力を身につけて欲しいと思っています。

どんなに小さいことでも
本人にとって新しいものや感激するものを
ひとつでも多く感受性の多いこの時期に。

きっと、それは将来忘れてしまったとしても
基礎として残るのだと思います。
そして全てのことにつながると思う。
探究心とか将来の方向性とか。

私自身、忘れていたものを
子どもと過ごすことを通して、
もう一度感激したり、再認識することが多くあります。
ちょうどそういう時にこの本を読んで
なんとなく感じていたことを
ちゃんと言葉として側においておくことができて嬉しかった。




沈黙の春はもうすぐ読み終えますが
こちらはもっと重いテーマです。
でも、今の日本にはすごく重なる部分が多い。
というより同じ道を辿っています。(化学物質と放射性物質の違いだけ)
これを読むと改めて化学物質や放射能が思っている以上に
どんなに地球にとって生き物にとって自然にとって恐ろしいものなのかよくわかります。

人間と言う単位で物事を考える身勝手さが身にしみます。
その勝手な考えで
水も空気も土も植物も動物も昆虫も微生物も全て汚染されてしまう。
それを全て人間という一つの種族だけで。

それをやることができるのも人間だけだけど
やめることができるのも人間だけだと思います。



彼女は世界で初めてこういう汚染の告発をした人なので
ヒステリーなどと当時叩かれたりもしたようですが
センスオブワンダーを読めば、自然と密着して感性を研ぎ澄ませていたからこそ自然の汚染に気づき、
自然への愛情が深かったからこそ人生をかけて戦うことができたのだな。と思います。


今だって、
同じではないけれども
放射能汚染について、騒いでいるのは母親だけとか
神経質になりすぎ。とか言う人もいるようですが
果たしてそういうことをいうのは正しいのか?と思います。

本当に大事なものがあるからこそ感じることができる気持ちであって
それを守りたいと言う気持ちを
そういう風に言う人は悲しい人だと思います。

子どもを守りたいと同時に
誰だって、きれいな空気や水や土であって欲しいって思ってるはずなのに。

子どもがいたからこそ
そういうことにより早く気づけたことが
むしろ嬉しいと思います。


これからもきっと人間が生き続ける限り
未来も同じようなことが続いていく気がする。

その時に、
こうやって過去にあったことに学べないのは
とても残念なことです。


彼女が今の時代に生きていたら
どんな風に思うのでしょうか?

と考えてしまいます。